文=関口シンゴ イラスト=山本蛸
音量のダイナミクスを整えるコンプレッサーの機能
では、コンプレッサー(コンプ)の各機能を見ていきましょう。
1. スレッショルド
コンプが実際に効き始める音量のポイントを決めるものです。“設定したポイント”以下であればいくら弾いても効きません。つまり、低く設定すれば小さい音量でもコンプがかかり、高くしておけば大きな音量の時だけかかります。
基本的には高めに設定し、飛び抜けて音が大きい部分、前回(第23回)の例えで言うと“寝グセ”に反応するように設定します。その曲の中で一番強く弾いている箇所でのメーターの針の振れ方を見て、それが-5dBくらいになるのをひとつの目安にします。
2. レシオ
コンプが音量を整える、と表現していますが、実際には“圧縮”しています。どのくらい強く圧縮するかを決めるのがこのレシオです。
比の形式で表示されることが多いのですが、大体パラメータの2〜5(2:1〜5:1)に設定することが多いですね。あまり強く圧縮してしまうと音の印象が変わってしまうので気をつけましょう!
3. アタックタイム
音が鳴ってからどのタイミングでコンプがかかるかを決めるのがこのアタックタイム。前回大事だと言った“アタック”部分をここで調整します。
アタックタイムを速くすると、すぐにコンプが効くので、ストロークなど音の粒を揃えたい時にぴったりです。逆に指弾きのようにニュアンスを生かした演奏の時にはアタックタイムを遅くして、音の出だしにコンプがかからないようにします。
4.リリースタイム
アタックタイムの逆で、コンプが効き終わるまでの時間を決めるパラメーターです。
これは慣れるまで違いがよく分からないかもしれませんが、原則としてコンプが効いている時間が長いほど音は少し不自然に感じてしまいます。ストロークの時にはリリースタイムは早めに、指弾きの時はそれよりも少し長めに、というのが大まかな目安になります。
「Recollection (Cosmicosmo Remix)」関口シンゴ

Track List
- 「Recollection (Cosmicosmo Remix)」
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