ドロップ・チューニングにチャレンジしてみよう!『誰でも弾ける!松井祐貴式ハイテク・ソロ・ギター』第12回

ドロップ・チューニングにチャレンジしてみよう!  

ドロップ・チューニングはチューニングが変わることでコード・フォームが変わり、コードを覚え直さなければならないなど、難しいイメージかもしれないが、実は押弦の指を減らすことができたり、ベース音をより低くして重低音の出た迫力ある音に変えることができるテクニックのひとつ。これを機に挑戦してみよう!

今回は6弦を2フレット分(1音)下げたドロップD(DADGBE)チューニングと、さらに1弦も同じく下げたダブル・ドロップD(DADGBD)をもとにドロップ・チューニングの特性を体験してみよう!

【BASIC】

まずはドロップDチューニングに挑戦してみよう。6弦のE音を2フレット分(1音)低いD音まで下げてみよう(写真①)。

写真①
写真①6弦の音をD音まで下げる
写真②
写真②ドロップDではDコードでも6弦まで使用できる

譜例の1小節目はノーマル・チューニングでのDコードをイメージしたフレーズ。

BASIC譜面
譜例のうち❷はDコードで6弦まで使用できる例

2小節目はドロップDを活用したフレーズ。ノーマル・チューニングでは最低音を4弦D音で使用するのに対し、ドロップDでは1オクターブ低い音を6弦で出すことができるので、より重低音の効いたフレーズに変わることが感じられる(写真②)!

【STEP-UP】

続いてダブル・ドロップDに挑戦! 1弦E音を6弦と同様にDまで下げた(写真③)フレーズをBasicと弾き比べてみよう。Basicでは1、2弦で常に2本の指を必要としていたのに対し、ダブル・ドロップDでは3弦も活用すると指1本で弾ける(写真④)。

写真③
写真③1弦もD音まで下げる
写真④
写真④指1本の押弦で同じフレーズが演奏可能
SET-UP譜面
譜例のうち❹は指1本での押弦が可能になる例

押弦する指が減るということは、別のことに指が使えるため、より複雑なプレイが可能になる! 5、6弦は同じフレット上でパワーコードになるため、隣り合った音を弾くだけでコード感が出せるよ!

POINT

今回のまとめ

今回は1、6弦をD音に下げたチューニングで、ベース音の変化や押弦の指の簡略化にフォーカスしてみたが、6、5、4弦の音の関係を使って指1本でパワーコードを押さえた演奏や、ハーモニックスの使いやすさが増すなどの利点がある。

そして今回のチューニングのほかにもさまざまなチューニングが存在する。コードフォームはチューニングごとに丸暗記するのではなく、ノーマルと比べて何フレット分、音が違うのかを意識してフォームを考えていくと、よりドロップ・チューニングの理解が深まるよ!

【課題曲】アメイジング・グレイス

課題曲の譜面は、アコースティック・ギター・マガジン2026年9月号、Vol.109をご覧下さい!

アコースティック・ギター・マガジン 2026年9月号 Vol.109

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松井祐貴

14歳よりギターを始め、独学でギターをパーカッションのように叩き、リズムをくり出しながら同時にコードとメロディを奏でるソロ・ギターの特殊奏法を習得。そのスタイルは動画投稿サイトやSNSで話題となり注目を浴びる。全国でのライブ活動を中心に楽譜制作、ギター講師など多岐に渡り活躍中。

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