【フジロック'26開催記念】藤井風「何なんw」のサビをアコギで弾こう! 本曲のカッコいい“コード進行”を解説!

2026年夏本番! 夏フェスの季節がやってきた。中でも日本最大級の野外フェス“FUJI ROCK FESTIVAL’26”は、本日7月24日(金)から3日間開催される。

本記事では25日(土)、GREEN STAGEに登場する藤井 風(Fujii Kaze)の代表曲「何なんw」に注目! 本曲の魅力をサビをもとに簡潔に解説していこう。フジロックに現地参戦する人も、お家で配信を楽しむ人も、アコギを手にとりサビのコードを弾きながら、フジロックを100%楽しんでほしい。

解説・譜面作成:ピュアトーンミュージック
※この記事は『アコースティック・ギター・マガジンVol.90』(リットーミュージック刊)企画“作曲のヒントに!名曲のコード進行を盗もう”より一部抜粋・再構成しています。

「何なんw」について

ピアノとギターを中心としたシンプルなアンサンブルでありながら、R&B特有の心地良いグルーブ感と気だるさを併せ持つ藤井風の名曲「何なんw」。

「何なんw」のサビのコード進行はこちら!

「何なんw」サビ
Key=Bm /サビ・パート

この曲のサビで使われているのが、音楽シーンで大人気の“Just the Two of Us進行(通称:丸サ進行)”の変形バージョンだ。

オシャレな「Just the Two of Us」進行

1980年に世界的に大ヒットしたグローヴァー・ワシントンJr.の「Just the Two of Us」。R&BにAORの洗練されたニュアンスを取り入れたこの切ないコード進行は、その後数多くのヒット曲で使われるようになった。日本では椎名林檎の「丸の内サディスティック」をきっかけに広く認知され、通称“丸サ進行”とも呼ばれている。

「Just the Two of Us」進行
「Just the Two of Us」進行

「Just the Two of Us」進行のポイント

下記の譜面はキーCを例にしたダイアトニック・コード。このキーCを例に見ると、「Just the Two of Us」進行はダイアトニック・コードの3番目である“IIIm7(Em7)”を“III7(E7)”に変化させているのが一番のポイント。

キーCのダイアトニック・コード
ダイアトニック・コード(キーC)

*ダイアトニック・コード:“ドレミファソラシ”のそれぞれをもとに、和音を積み重ねると7つのコードができる。これをダイアトニック・コードという。例えば1番目の“ドミソ”がCコード、2番目の“レファラ”がDmコードで、順にローマ数字をあてはめて呼ぶ。これら7つを組み合わせれば簡単に曲ができるので、覚えておくと便利だ。ちなみに図は4和音に統一しているが、1番目の“ドミソシ”=C△7をCにしたり、“レファラド”=Dm7をDmにしたりと3和音を使っても問題ない。

また、コードの順番も重要。

このアプローチにより、聴感的には前半の明るい響きから暗い感じへと漂いながらループし、ダイアトニック・コードだけでは出せない独特の浮遊感と切なさを生んでいる。

なおキーが変わっても対応できるよう、音楽理論では“I△7”や“V7”のように度数(ローマ数字)で表記している。違うキーで演奏する際もぜひ応用してみてほしい。

「何なんw」でのアプローチ

これをふまえて再度「何なんw」を見てみよう。コード進行の流れは同じだが、III7ではなく、IIIm7のF#m7にしているのがポイントで、そのために一般的な「Just the Two of Us」進行とは少し違った雰囲気になっている。ほかの「Just the Two of Us」進行の曲とのニュアンスの違いに注目してもらいたい。

「何なんw」サビのコード
Key=Bm

「Just the Two of Us」進行が使われているおもな名曲

いかがだろうか。ぜひアコースティック・ギター片手に本曲を演奏し、フジロックを2倍、いや3倍楽しんでほしい。

誌面ではさらに詳しく解説しています。ぜひ『アコースティック・ギター・マガジン2021年12月号 Vol.90』をご覧ください!

アコースティック・ギター・マガジン 2021年12月号 Vol.90

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