「ハバネラ」アドバンス編『フラメンコ・ギターじゃなきゃダメなんですか?』第18回 by 沖仁

沖仁による実演動画

「ハバネラ」アドバンス編

前回に続いてビゼーの『カルメン』組曲より「ハバネラ」、今回はアドバンス編です。Aの後半のメロディは、スペインのバイオリニスト、サラサーテによる「カルメン幻想曲」に寄せたアレンジになっています。

全体にコード、ベース音、旋律をひとりで弾く箇所が多いため少し難易度が上がりましたが、その分ソロ・ギター・アレンジとして充実したのではと思います。ただタイトルどおりの「ハバネラ」のリズムが大切なこの曲では、ベースラインが不可欠とも言えます。

ギターやピアノ、ベースなどでバッキングをしてもらえると、さらにアンサンブルとして完成されます。いろいろな取り組み方で楽しみましょう。

続きはアコースティック・ギター・マガジン2025年6月号、Vol.104をご覧ください!

アコースティック・ギター・マガジン 2025年6月号 Vol.104

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沖仁

おきじん 1974年、長野県生まれのフラメンコ・ギタリスト。14歳より独学でエレキ・ギターを始める。カナダで1年間クラシック・ギターを学び、その後スペイン・アンダルシアに居を移す。2006年にメジャー・デビュー。2010年、スペインの第5回ムルシア“ニーニョ・リカルド”フラメンコ・ギター国際コンクール国際部門で、アジア人として初めて優勝。近年フラメンコ・ギター・アンサンブルを立ち上げ、後進の育成にも尽力。最新作は2022年9月発売の『20 VEINTE~20 年の軌跡~』。

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