“どうやったらあの音が出るんだろうか”と考えて、
研究をしながら身につけていきました
──まずは音楽に興味を持ったきっかけから教えてください。
学生時代、当時の歌手の方々を観ていて、“僕もこんな風に表現したらかっこいいんじゃないか”と思ったんです。その頃はまだ学生だったので、先生や友人たちの前でステージを披露してみようと思ったのが始まりでした。
歌った瞬間に出る歓声や観客からの驚くような反応があるのですが、その反応はプレイヤーだけが感じることができるものだと思うんです。その反応があることを知った時に、“歌手になりたい”と思いました。
──初めて“歌手になりたい”と思った時にイメージした将来像はギターを抱えて歌う姿でしたか? それともアイドルとして、歌って踊る姿でしたか?
もともとはギターを弾きながら歌う姿をイメージしていましたが、現在はその両方ができているんです。両方の活動ができていることを、すごくうれしく思っています。
──“歌手になりたい”と思った当時、影響を受けたギタリストはいますか?
韓国のシンガー・ソングライターで、ギターを弾きながら歌うスタイルのキム・グァンソクさん、イ・ムンセさんなどですね。歌い方や、ギターのプレイ・スタイルもこれらの方々からインスピレーションを受けて、彼らと同じようなスタイルを数多くやってきました。
──初めてアコースティック・ギターを弾いたのはいつ、どのような経緯でしたか?
YouTubeでギターの動画をたくさん観ていた時に、自分もこんな風にギターをかっこよく弾いてみたいなと思ったんです。それで、中学生の時に初めてギターを手にしました。
──ギターは独学で習得されたのですか?
独学でやりながら、当時は教会に通っていたのですが、教会でギターを担当していた先輩が別の場所に行くことになり、僕がそのポジションを急遽担当することになったんです。ギターはその時にかなり上達したと思います。
──その当時、使っていたギターのブランドを覚えていますか?
先輩から譲ってもらったマーティンだったと思います。現在使っているギター(マーティンの000-X2E-01 Sit-Mah)とは別のものです。
先輩に“変なやつが入ってきた”と言われて、
次の日には合格して入りました(笑)
──ギターを習ったことはないということですが、ひとつひとつのコードを丁寧に鳴らすプレイ・スタイルが印象的です。
実は、理論どおりに学んだ方々とは押さえ方がちょっと違うんです。僕は手が大きいほうなので、コード進行に合わせて、自分にとって一番楽なスタイルで押さえながら弾いています。
──コード弾きだけでなく、指で優しくつま弾くようなプレイ・スタイルも得意ですよね。弦を揺らすビブラートなどのテクニックはどのように習得したんですか?
学生時代はバンド部で活動していたので、実際にバンドで演奏をする方々の姿を観ながら“どうやったらあの音が出るんだろうか”と考えて、研究をしながら身につけていきました。
──学生時代に所属していたバンド部について、教えてください。
もともとはボーカル希望だったので、バンド部に入るためのオーディションの時は歌だけで挑戦したんです。
でも、ギターやベース、ドラムの友だちも一緒にオーディションを受けていたので、“自分もギターを弾いてみていいですか?”と言って、その場でエレキ・ギターを弾いて見せたんですよ。そしたら先輩に“変なやつが入ってきた”と言われて、次の日には合格してバンド部に入りました(笑)。
──そうだったんですね! では、バンド部では、アコースティック・ギターだけでなく、エレキ・ギターもプレイしていたんですか?
ギター担当はほかにいて、その人がエレキ・ギターを弾く時は、僕は歌いながらアコースティック・ギターを弾くこともありましたし、その人が出れない時に、僕がエレキを弾いてポジションを埋めることもありました。
あと、ベース担当が弾くのが難しい曲があると、僕が代わりにベースを弾くこともありました。
──ちなみに、ギターやベース以外の楽器を弾いたこともありますか?
幼い頃はピアノを習っていて、うまく弾けていたと思うのですが、今はひとつも覚えていません(笑)。
──バンド部では、どのような楽曲を練習していたんですか?
当時、韓国では『SUPERBAND』(2019年)というバンド・オーディション番組が流行っていたので、その番組で演奏されていた楽曲をカバーしていました。
あとは、メンバーがそれぞれやってみたい曲を選んできて、自分たちのスタイルに合わせて編曲してパフォーマンスすることもありました。
──K-POPの音楽授賞式“2024 MAMA AWARDS”では、特別コラボ・バンド“自己発光TOENZE”でエレキ・ギターを担当していましたよね。バンド部での活動が、こういったステージでのパフォーマンスに生きていると感じますか?
そうですね。やはりバンド経験があったので、よりスムーズに準備できたと思います。
ステージに向けた練習の時に、プロのギタリストの方々がチェックをしに来てくれたんですが、“特に直すところもないので、そのままやれば良い”と言ってもらえたので、リラックスして臨むことができました。
ギターを持って表現する時は、
僕がお見せできる“少年美”がある
──デビュー前の練習生時代にもギターを練習していましたか?
はい。所属事務所で練習生としての評価を受ける時など、正式な場でギターを弾く機会をたくさん設けてもらっていたので、家でひとりで隠れて弾くのではなく、事務所で練習をすることも多かったです。
練習生としての評価会に向けて、『BOYS PLANET』(キム・テレが出演し、ZEROBASEONEが誕生するきっかけとなった2023年放送のグローバル・ボーイズ・グループ・デビュー・プロジェクト)のタイトル曲「Here I Am」をギターで準備したこともありました。
──『BOYS PLANET』では、自己PR動画でアコギ弾き語りを披露していましたよね。ダンスや歌、ラップ、特技などを披露する参加者もいましたが、その中で、アコギ弾き語りを選んだ理由は?
とにかく自分が得意なことをやってみようと思い、柔らかい雰囲気の曲とちょっと楽しい雰囲気の曲を準備してお見せすることにしました。
──アコースティック・ギターは、たった1本で柔らかい雰囲気も楽しい雰囲気を出せるのも魅力ですよね。こういった多彩なギター表現はどのように研究しましたか?
まずはひとつの楽曲をさまざまな奏法で弾いてみて、その中で最もリズムが合って、自分も歌いやすく、表現しやすいものを選んで弾くようにしていますね。
──アイドルとして踊りながら歌う時、ギターを弾きながら歌う時、それぞれで見せたいポイントは異なりますか?
違いはすごく明確だと思います。ギターを持って表現する時は、僕がお見せできる“少年美”(注:韓国ではK-POPアイドルなどを形容する際に使われる、“少年的な魅力”を指す言葉)があると思います。
一方、アイドルとして表現する時は、ここでしか表現できないようなかっこいい表情や姿をお見せできているのではないかと思います。
キム・テレが所有するギターや、SNSや配信プラットフォームで見せるアコギ弾き語りのこだわりについて、またギターを弾いてみたいZEROSEに向けたアドバイスなどを語るインタビュー第二弾は後日公開予定! お楽しみに!
ZEROBASEONE Japan 2nd EP 『回帰LOVE』
Track List
- イグジステンス
- Aphrodite
- TOP 5 (Japanese ver.)
©WAKEONE, Sony Music Labels Inc./BVCL-1562/2026年8月19日(水)リリース

















