単音弾きをマスターしよう!『フィンガーピッキング・アカデミー』第3回 by 井草聖二

 7月27日発売アコースティック・ギター・マガジンVol.89の連載コーナー「見直してみよう! アコースティック・ギター基本の“キ”」。アコギマガジンWEBでは、各連載記事の概要をお届けしたい。今回はフィンガーピッカー井草聖二が登場。アコギをこれから始める方やフラットピック派、また経験者であっても自己流で行き詰まってしまった皆さんに、井草がアカデミーの校長として基礎から指南。YouTube動画連動でお届けする。

第3回:単音弾きをマスターしよう!

 フィンガーピッキングといえば伴奏やソロ・ギターのイメージが強いですが、メロディを弾いたり、ギター・ソロを弾く際に単音弾きも使用されます。マスターすれば伴奏とリードをスムーズに切り替えられ、ソロ・ギターに出てくる速いパッセージにも対応できるようになります。

 初級は親指を使ったシンプルなメロディ、中級は2種類の2フィンガー、上級は3フィンガーのフレーズを紹介します。

 最後にコードと単音弾きのコンビネーション練習を用意しました。右手、左手両方に意識を向けなければいけないので難易度は高いですが、自分のペースでゆっくり練習しましょう。

 弾く前の注意点ですが、右手は爪が長すぎたり、先がギザギザになっていると、スムーズに弾けなかったり音が細くなるので、弾きにくいと感じる場合は、ヤスリで整えてから練習することをお薦めします。

動画で見る実演&解説

誌面には手元写真や練習譜例も掲載しているので、合わせてチェックしてほしい。

内容

●初級:親指でメロディを弾く

●中級:2フィンガーで速いパッセージを
・親指&人差指でダウン&アップの動きに慣れる
・人差指&中指でダブル・ストップも
・レガート奏法の入った3連符トレーニング

●上級:3フィンガー&開放弦の高速フレーズ
・アルペジオを交えたカントリー・リック
・コード感を出しながらの高速フィル
・スウィープ的な小技でインパクトを

●コードと単音弾きのコンビネーション練習曲
・1拍目にコードを鳴らすオーソドックスなスタイル
・カントリー・リックにコードをプラス

詳細はアコースティック・ギター・マガジン2021年9月号、Vol.89をご覧ください!

アコースティック・ギター・マガジン 2021年9月号 Vol.89

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井草聖二

いぐさ・せいじ 1988年生まれ、兵庫県出身。牧師家庭に生まれ幼少より讃美歌、ゴスペルに親しむ。11歳でドラム、15歳よりギターを始め、20歳でプロとしての活動をスタート。2009年にトミー・エマニュエルの前座を務めるなど、ソロ・ギター界を牽引する旗手のひとりとして注目を集めている。

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