新連載『ブルーグラスを制する者、アコギを制す。』第1回 by 齊藤ジョニー

齊藤ジョニーによる実演動画/デモ演奏曲「Soldier’s Joy」

ブルースや古いジャズと同じ“必修科目”として

お疲れさまです! 齊藤ジョニーです。

約3年にわたってこの“基本のキ”ページに連載してきたブルーグラス・ギター講座“現代ブルーグラスのフラットピッキング革命”ですが、本号よりタイトルを改めて再スタートします。

その理由は僕自身がこの3年間で得た新しい知見から、基本の解説をイチからやり直す必要性を感じたこと。もうひとつは、ブルーグラスをより深く学ぶ中で、このすばらしい音楽がブルースやオールド・ジャズにも引けをとらない、“アコギ弾きにとっての必修科目”であることを再認識したからです。

“現代”や“フラットピッキング”といった断片的なイメージだけではなく、もっと包括的に、本格的に学んでいくだけの価値がブルーグラスにはある……と。そう信じるのには、次のような理由があります。

“かき鳴らすギター”の源流 それこそがブルーグラス!?

ギターの歴史を紐解いていくと、その大部分はクラシック・ギターに代表される“つま弾く楽器”としての道のりでした。そこからピックをはめる、あるいはピックを持ってギターを弾くスタイルが枝分かれし、かき鳴らす楽器としてイメージを確立していく転換期が訪れます。

その旗手の役割を果たしたのが、実はブルーグラスを始めとする古いカントリーやフォーク・ミュージックだったのです。そうした音楽に感化された人々の中に、エルヴィス・プレスリー、ビートルズ、ボブ・ディランといった、のちの時代を象徴するスターたちがいたことは言うまでもありません。

“つま弾く楽器”から“かき鳴らす楽器”への変貌は、アコギそのもののあり方だけでなく、ポピュラー・ミュージック全体の景色さえ変えてしまった一大事でした。ブルーグラスは、まさしくその歴史的ムーブメントの源流に位置する超重要な音楽なんです。

続きはアコースティック・ギター・マガジン2026年6月号、Vol.108をご覧ください!

第1回の内容

アコースティック・ギター・マガジン 2026年6月号 Vol.108

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齊藤ジョニー

さいとう・じょにー ブルーグラス、カントリーをルーツに持ち、バンジョーやマンドリンといった楽器も弾きこなすマルチプレイヤーとしても活躍するシンガーソングライター。現在は平井翔馬とのユニット、よこスクロールズやソロ活動、サポートと多岐に渡って活動中。

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