ベースのスラップをギターに取り入れる|アコギ上達100の裏ワザ:第77回

アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!


派手な裏ワザ&リズム感を習得したければ
➡ベース・スラップをコピー

スラップとは、弦を親指で叩いたり、人差指や中指で引っ張って放つようにプレイするベースのワザです。エレキ・ベースでもウッド・ベースでも行われますが、ウッド・ベースのスラップは少し特殊なので、ここではエレキ・ベースのプレイを模写します。

ギターでこれを行うと、かなり強力なサウンドが出せると共に、見た目のビックリ度も保証されます。ただし、ステージ上であまり長い時間やると飽きられるので、ほんの一瞬、ある種の“出し惜しみプレイ”として披露するのがいいでしょう。一瞬のために地道な練習をする──これが他のプレイにも影響するのです。

譜例は、どの指で弾いてもOKとしますので、いろいろと試してみてください。親指はすぐに離すように叩くか、1本上(1弦側)を叩くような角度にすると、上手く鳴ります。また、他指(>)は引っ張って放つようにしましょう。

譜例
ベース・スラップをギターで弾いてみる

もし音がきれいに出ない瞬間があっても、アタックの音の迫力があれば大丈夫です。必ずメトロノームやリズム・ボックスと練習するように。なお、フレーズ自体を自由に改造していくと、自分なりのフレーズが生まれてくるので、ぜひトライしてみてください。

アコギ上達100の裏ワザ

著者プロフィール

いちむらまさき

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

著作に『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)など。

◎公式サイト:https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki

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