ドクターキャピタルによる実演動画
まいど!ドクター・キャピタルです。今回は本当に特別な味わいのコードとその構成音、使い方とメロディのアプローチを紹介します。まずはギタリストの大きな誇り、ジミヘン・コード!
ジミヘン・コード
Ex-1って、カッコ良すぎませんか? 7(♯9)、いわゆる“ジミヘン・コード” の迫力とブルースらしさがすごいです。
Ex-1 カッコ良すぎる、ブルースっぽすぎるコード!
構成音(Ex-2)で注目する点は、非常に印象的なテンションノート♯9度です。
Ex-2 7(♯9)コードの構成音
以前本コラムの第11回では9、11、13のコード・エクステンションを紹介した時、現在の英語圏ミュージシャンは、緊張感のない普通の9など “tension”(緊張)と呼ばず、“extension”(拡張)と呼ぶことを紹介しました。でも♯9は思い切り緊張の表現効果を持つので、テンションと言えます。
3度と♯9度だけ同時に鳴らしてみたらわかりますが、周波数がけっこうぶつかる関係性です。♯9度(C7(♯9)の場合はD♯)は♭3(短3度)E♭と同じ音ですよね。つまり、長3度 E も短3度 E♭ も一緒に鳴る、メジャーとマイナー・コードのミックスになっています。
主和音としてのI7(♯9)コード
ブルース自体もメジャーとマイナーのミックスが代表的な特徴です。メジャー・キーのブルースなら、主和音としてI7(♯9)コードを使用し、その伴奏の上でマイナー・ペンタトニックやブルース・スケール(Ex-3)のメロディを弾くと完璧に決まります(Ex-4)。
Ex-3 マイナー・ペンタトニック・(ブルース)スケール
Ex-4 ジミヘン・コードに合うブルース・メロディ
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続きはアコースティック・ギター・マガジンVol.106本誌にてご覧ください。
第19回の内容
- ジミヘン・コード
 - 主和音としてのI7(#9)コード
 - 属和音としてのV7(#9)コード
 - オルタード・スケールは、メロディック・マイナーのモード!?
 - オルタード・コードでメロディを作る
 - 代理ドミナントとは?
 - 裏コードを使ってみよう!
 - 裏コードでメロディを作る
 - 最強チャレンジ
 
	
	









                    
                    
                    
