Takamine/PT-408N
“高音のアルペジオが気持ちいい”エレガット
玉置周啓がMIZで使用するメインのガット・ギターは、タカミネのエレガット=PT-408N。2022年に石若駿(d)とマーティ・ホロベック(b)を迎えて開催したバンドセット・ツアー“MIZ “Rhythm” – BAND SET TOUR –”のタイミングで入手したモデル。ライブに向けてエレガットを探していることをYOUSAYSOUNDSの宇佐美裕聖氏に相談したところ、彼が整備した直後の本器を紹介してくれたそうだ。
そのサウンドについては、“明瞭だけど、ハイの強い「ピンピンした音」が出ないのが良い。ラインで出しても低音の温かい感じが残る感じも良かった”とのこと。
玉置は作曲の際にも本器を使っており、“ハイ・フレットで細かく刻むアルペジオのフレーズを弾くことがあるんですけど、その時の音が気持ち良いんです。このギターで曲を作る時はそういうフレーズが出てくることが多い気がしますね”と話してくれた。
材構成はトップにシダー、サイド&バックとネックにマホガニー、指板とブリッジにローズウッド。また出力は、タカミネのGRAPH-EX Pre Ampとオバナ・マイクロフォンのOBA-G5にて行なっている。
新作『轉角民宿』のレコーディングでは、「山道」と「森の遊び」を除くすべての楽曲で使われた。なお「鰐町」では加藤成順が本器を、玉置は後述の伊藤和夫作のギターを弾いたとのこと。
1970年 伊藤和夫作クラシック・ギター
約10年間愛用するガット・ギター
MIZを始める2016年に入手したガット・ギター。タカミネと出会うまでは、本器をメインのガット・ギターとしてライブ、レコーディングなどで使用していた。
本器の出自について、“このギターを買ったところによると、1970年代当時、個人でガット・ギターを作っている人がちょくちょくいたらしく、おそらくラベルに書いてある伊藤和夫さんという方が作ったギターらしいです。でも仕入れの時点でラベルの半分が炭でつぶされていたみたいで、誰に贈ったギターなのかはわからないんです”と話してくれた。
サウンドはタカミネと比べると、“よりやわらかくて、ふくよかです。よく開放弦を使うんですけど、高音の弦を開放したまま低音の弦でコード進行していく時の音の混ざりが一番気持ち良いですね”とのこと。
『轉角民宿』のレコーディングでは「山道」、「鰐町」、「森の遊び」の3曲で登場し、そのあたたかみある音色を聴くことができる。
『轉角民宿』MIZ

Track List
- 山道
- とびうおのうた
- ビーバー
- 恋の味
- 轉角 feat. Ami Tseng
- 暑中見舞い
- Yaku-Yaku Buscemi
- 丘
- 鰐町
- 森の遊び
SPACE SHOWER MUSIC/PECF-3304/2026年4月8日リリース















