シャープ・イレブンス/フラット・サーティーンス(♯11th・♭13th)の押さえ方|ギター初心者でもわかるテンション・コード

“テンション・コード”とは、基本となる和音に、装飾的な音を積み重ねて作るコードのこと。その中でも今回は、“シャープ・イレブンス/フラット・サーティーンス”の基本フォームをわかりやすく解説!

maj7(♯11)[メジャー・セブンス・シャープ・イレブンス]、7(♯11) [ドミナント・セブンス・シャープ・イレブンス]、7(♭13) [ドミナント・セブンス・フラット・サーティーンス]について、5弦ルートと6弦ルートの2パターンを紹介します。

この記事を読んで、シャープ・イレブンス/フラット・サーティーンスを使ったおしゃれなコード進行が弾けるようになろう!

文/図=野村大輔

maj7(♯11) [メジャー・セブンス・シャープ・イレブンス]の押さえ方

maj7(♯11) [メジャー・セブンス・シャープ・イレブンス]の5弦ルート【例:Cmaj7(♯11)】

maj7(♯11) [メジャー・セブンス・シャープ・イレブンス]の5弦ルート
1〜5弦を人差指でセーハした状態で、4弦を中指、3弦を薬指、2弦を小指で押弦します。6弦は人差指の先端で軽く触れてミュートをしましょう
Cmaj7(♯11)のダイアグラム
例:Cmaj7(♯11)

1弦の音を出すと1弦の5thと4弦の#11thがオクターブ違いの半音でぶつかってテンション感が強調されます。
なお、1弦をミュートして2弦までに留めると、使いやすい響きになるのでオススメです。

maj7(♯11) [メジャー・セブンス・シャープ・イレブンス]の6弦ルート【例:Gmaj7(♯11)】

maj7(♯11) [メジャー・セブンス・シャープ・イレブンス]の6弦ルート
6弦を中指で押さえ、4弦を薬指、3弦を小指、2弦を人差指で押さえます。1弦と5弦はほかの指で軽く触れてミュートをしましょう
Gmaj7(♯11)のダイアグラム
例:Gmaj7(♯11)

どこか浮遊感のある神秘的な響きが特徴的なコードです。アルペジオでポロポロ弾くだけでも渋さがにじみ出ます。

7(♯11) [ドミナント・セブンス・シャープ・イレブンス]の押さえ方

7(♯11) [ドミナント・セブンス・シャープ・イレブンス]の5弦ルート【例:C7(♯11)】

7(♯11) [ドミナント・セブンス・シャープ・イレブンス]の5弦ルート
1〜5弦を人差指でセーハし、4弦を中指、2弦を小指で押さえます
C7(♯11)のダイアグラム
例:C7(♯11)

ジャズのツーファイブ進行に使われることも多く、耳を惹くコードです。

7(♯11) [ドミナント・セブンス・シャープ・イレブンス]の6弦ルート【例:G7(♯11)】

7(♯11) [ドミナント・セブンス・シャープ・イレブンス]の6弦ルート
6弦を中指で押さえ、4弦を薬指、3弦を小指、2弦を人差指で押さえます。人差指と中指は軽く寝かせて、1弦、5弦をミュートしましょう。それ以外の指はしっかり立たせて押弦しましょう
G7(♯11)のダイアグラム
例:G7(♯11)

ボサ・ノヴァでよく使われているコードです。コード単体で聴くと強烈な響きですが、曲中では自然に聴こえるコードです。

7(♭13) [ドミナント・セブンス・フラット・サーティーンス]の押さえ方

7(♭13) [ドミナント・セブンス・フラット・サーティーンス]の5弦ルート【例:C7(♭13)】

7(♭13) [ドミナント・セブンス・フラット・サーティーンス]の5弦ルート
人差指で3〜5弦をセーハし、薬指は4弦、小指は2弦、そして、中指が1弦を押弦している
C7(♭13) のダイアグラム
例:C7(♭13)

1弦の(♭13)の音が印象に残りやすいコード・フォームです。通常の7thコードよりもさらにドラマチックな展開に聞こえます。

7(♭13) [ドミナント・セブンス・フラット・サーティーンス]の6弦ルート【例:G7(♭13)】

7(♭13) [ドミナント・セブンス・フラット・サーティーンス]の6弦ルート
6弦を人差指、4弦を中指、3弦を薬指、2弦を小指で押さえます。1弦と5弦はミュートしましょう
G7(♭13) のダイアグラム
例:G7(♭13)

ジャズやボサ・ノヴァだけでなく、近年ではJ-POPでも使われるようになったおしゃれな響きのコードです。

実践してみよう!

【練習用コード進行例】

練習用コード進行例

Dm7-G7-Cmaj7の定番進行をG7(♭13)に変更して、ジャズやボサ・ノヴァの雰囲気を演出してみましょう。このG7(♭13)コードに合わせてDm7やCmaj7コードもテンションを入れてあるので、オシャレな響きが存分に楽しめます。

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野村大輔(のむら・だいすけ)

1975年、東京都出身。エレキ・ギター、アコースティック・ギターのどちらも得意とし、歌の良さを引き出し曲に溶け込むようなギターアレンジを得意としている。また、幅広いジャンルをカバーしつつもブルースをベースにしたプレイ・スタイルを持ち味としたギタリスト。15歳からビートルズに憧れアコースティック・ギターを弾き始め、その後ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトンなどに影響を受けエレキ・ギターを弾くようになる。様々なバンド活動をしながら10代でギター講師の仕事を開始し、現在ではレコーディング・サポート、ライブ・サポート、作曲、編曲、プロダクト・スペシャリスト、ギター講師、執筆活動など幅広く活動を続けている。

野村大輔の放課後Plugin同好会

https://www.youtube.com/@Plugin-club

 

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