アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
ハイ・ポジションでフレーズを足すには
➡“押さえ慣れ”してメロディを探せ
コードにフレーズを足すことを考えたとき、“ではBmなどではどうするか?”、“ハイ・ポジションではどうするか?”という疑問が湧いたならば、それは上達のチャンスです。
“2fセーハのBm7にして小指を1弦5fに置く”なんてことは、すぐに思い付くはずです(ので図にしません)。そこでカッコ良いアレンジにするために、Bmは“7fセーハで使えるフレットを探す”わけです。そうなると、今度はAmは“Am7にしてベース音を5弦0fにする”なんてアイディアが出てきます。
となれば、当然Em7は“6弦0fをベース音にして7fセーハ”“12fセーハ”とすれば、かなりの自由度が広がります。これらの流れを譜例で試してみてください。
さて、裏ワザ053では“カポをしてすべてをCキーで弾けばいい”とは書きましたが、それでも限界はあります。自分の中で似た曲だらけになってしまうからです。Cキーで何曲も作りつつ、オープン・チューニングにトライしたり、Cキー以外のコードでもこの項目と同様のポジション探しを行ったりしてみてください。