アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
作曲に慣れるには
➡左指先行で作曲せよ
裏ワザ052のポジションを使って作曲してみましょう。譜例を弾いてください。
これはあくまでも例です。“コードの低音部を押さえたまま”という意識を持っていれば、キープする音と途中で終わらせる音との弾き分けは、自然に行なえるでしょう。
作曲というと、多くの人は“メロディを作らないと”と考え、結構悩んでしまいがちになるものですが、メロディ先行でなくとも、押さえられるフレット先行で作曲できることを知ってください。“これは何かの曲に似ている”なんてことがあっても、気にせずドンドン作っていけば、そのうちどれにも似ていない曲が生まれます。
なお、ここではCキーだけで説明していますが、他のキーでも同様に考えられます。というか、アコギの利点は、カポを使用すればどの曲でもCキーに変換できることですので、仮にプレイヤーがすべてCキーで演奏しても、カポ位置を変えていれば、お客さんには違うキーのサウンドに聴こえます。
アコギ上達100の裏ワザ