“これさえ知っていればアコースティック・ギターがプレイできる”というノウハウを、取り組みやすい順に紹介する『ゼロからチャレンジ! アコギ』を項目ごとにお届け。曲全体の音程の高さを上げたり、難しいバレー・コードを押さえやすくする“カポタスト(カポ)”について紹介します。
※本記事は『ゼロからチャレンジ! アコギ』(小社刊)より一部抜粋/再編集したものです。
“カポタスト(通称:カポ)”とは、ネックにつけて弦を押さえる、クリップ状のアイテムです。全弦をバレー・フォームのように押さえるので、左手で何も押さえずに弾いても、通常の開放弦よりも高い音が鳴らせます。そのため、曲全体の音程の高さを上げたり、難しいバレー・コードを押さえやすくすることができます。
カポの付け方
カポは、フレットと平行になるように取り付けます。なるべくフレットに近い位置でセットしましょう。カポを付けるとチューニングが少し高くなってしまうので、カポを付けたまま、改めてチューニングをしておきましょう。
譜面の表記
カポを使う曲では、譜面の先頭に<Capo:2>のような指定が書かれています。この場合、カポは2fに取り付けます。
多くの譜面では、カポを付けたフレットを0として表記します。譜面で1fと書かれていた場合は、<1f+カポの位置>が実際に押さえる場所です。カポを付けて演奏する時は、カポの位置をナットだと考えて、コード・フォームをイメージするのがコツです。