アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
個性を身に付けたければ
➡個性が身に付くまで努力しろ
本書のイラストを担当してくれている花くまゆうさく氏は、一見、子供の描くような漫画を描きます。が、これはヘタではありません。だれが見ても、どの絵を見ても、“あ、花くまゆうさくだ”と分かる抜群の個性を持っているのです。
それに対して、ヘタウマを気取るギタリストの多くは、個性が確立できるほどのコピーも練習もしていない言い訳をしてしまうようなものです。努力不足でテクニックがないことは、ヘタウマとは言わないのです。
本当の意味でヘタウマなのだったら、とっくに人気ギタリストになっているはずです。ヘタなことは決して自慢にはなりません。キース・リチャーズをだれがヘタだと言えますか? 彼は世界で一番、バンドを長続きさせているギタリストなのですよ!
もちろん、ヘタウマを目指せと言っているのではありません。“コピーも練習もたくさんして出来上がった自分なりのプレイが人と違うようになること”“人に何かを与えられるギタリストになること”ーこれを目標にしてほしいのです。