アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
アレンジの秘訣を知るには
➡数字で見れば一目瞭然
なぜ、ギターではコードを数字に置き換えると分かりやすいのか?
“1音に対して1個の鍵盤しかないピアノや管楽器”は音名で考えた方が楽です。しかし、“1音に対して数ヵ所ポジションがある”&“同じフォームをズラせばコードが変わる”ギターでは、視覚的にコードの度数を理解した方が分かりやすいからです。つまり、1個のコードの度数と、コード・チェンジの度数が示せ、二重に便利になるのです。
図1を見てください。1度とする○のフレットから、どの位置が何度になるかは、視覚的に理解できますね。
図2は、裏ワザ017(コード進行の覚え方)で示したものを数字に置き換えたもの。
最初は、数字書きの譜面に戸惑うかもしれませんが、少し慣れてくると、いかにコードのマスターに役立つかが分かってきます。
例えば、多くの場合、“1度に戻る前は5度の7thコード”です。だから、エンディングに行く寸前や、1度に戻る瞬間のコードをどれにするか迷ったら、まずは57で試してみればいいわけです。