アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
アレンジの善し悪しを知るには
➡数字にして特殊なコードを探せ
“ナンバリング・コード”の話の続きです。マイナー・キーの代表はAmキーですね。しかし、マイナー・キーにはいろいろな理論が入ってきて難しくなるので、簡単な答えだけを書いておきます。
マイナー・キーでよく出てくるコードは“1m、2m、♭3、4m、5m、♭6、♭7”です。これは何のことはない、Amキーであれば“Am、Bm、C、Dm、Em、F、G”ということで、Cキーと同じ(順番が違うだけ)です。
また、これに加えて、D、E7がよく出てきます。よって、面倒な人はCキー+“2、37”と覚えても構いません。他にも使えるコードはあるのですが、ポップスではそれほど使われません。また、7m(-5)もあまり多くは見かけません。
まとめると、メジャー・キーでもマイナー・キーでも、“1、2、2m、37、3m、4m、5、6m、7m(-5)”が中心となっており、それ以外のコードが特殊アレンジのコードということです。
写真の譜例を見ると、明らかにダイアトニック・コードでないのは、“77”ですね。ここが、この曲の隠し味になるのです。