第51回インターナショナル・フィンガースタイル・ギター・チャンピオンシップ、木村モモが念願の優勝!

 “フィンガーピッキングデイ2014”で最優秀賞を獲得したフィンガースタイル・ギタリスト木村モモが、先日2023年9/14にアメリカ・カンザス州で開催されたウォルナット・バレー・フェスティバル“51th International Fingerstyle Guitar Championship ”に出場し、世界チャンピオンとなった!

 世界中のフィンガースタイル・ギター・コンテストで最も権威あるコンテストで、欧米からまたアジア圏各国の選ばれし50人のギタリストが、アコースティック・ギターの本場カンザス州で予選を受け、その中で決勝に残った6人の中から選ばれるという狭き門。

 アメリカ音楽本場のカンザス州で開催されることにも意味があり、ネイティブ・アメリカンや、カウボーイの歴史香る、土埃の立つような環境の中、世界中から強者が集まり、腕を競う。

 優勝者を列挙するとパット・ドノヒュー、ジョン・ミラー、ドン・ロス、ミュリエル・アンダーソン、ティム・スパークス、スティーヴン・キング、ピート・ハットリンガー、リチャード・スミス、ボブ・エヴァンス、ダグ・スミス、ドン・アルダーと錚々たるメンツで、この中からはグラミー賞アーティストも輩出している。

 世界大会になってから女性で優勝者は3人目となり、日本人で女性優勝者は初めて(邦人男性ギタリストが複数入賞を果たしているが、優勝は2010年の田中彬博のみ)。さらに、オリジナル曲で優勝したのは日本人初なのだ!

 木村は6回目の挑戦となり、2015年、2017年に2回の5位入賞を経験しているが、今回は念願の優勝を勝ち得たことになる。本当に快挙! おめでとうございます!

木村モモより

 当日は、“響け!届け!”という思いで魂込めて全力で演奏しました。会場にいた人は、涙ながらに聴いてくれ、優勝発表の時はスタンディングオベーションで喜んでくれました。また、入賞者演奏では1000人の前で演奏し、大歓声のステージとなりました!

 自分のギター音楽を通じて、今元気のない人は、元気になってもらえば嬉しい! 人生に前が見えない人は、私の音楽を聞いて、夢と希望を共有できたら最高の幸せです。

 小学校6年生から、オリジナル曲で三ノ宮駅前ストリートをやっていました。先日カンザス州の世界大会帰宅途中空港受け付けカウンターでも、受付スタッフさんの要望により、空港ストリートライブをやりました。1000人の入賞者記念コンサートでも、ストリートでも、私は、自分のギター音楽で共有できるなら、それは、同じです。

 音楽は、世界共通の、平和の心の言葉だと信じています。思いは、小学校6年生の頃と、変わっていません。世界の平和を願ってこれからも魂のギターを奏でて参ります!

1000人の前での入賞者演奏

空港でのストリートライブ

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木村モモ

・2007年大阪音楽大学短期大学 器楽専攻ギター科卒業後、2008年大阪音楽大学短期大学部専攻科 器楽専攻ギター科修了
・第32回日本ギターコンクール 大学生の部 第3位(銅賞)
・第14回山陰ギターコンクール 一般部門 優勝
・フィンガーピッキングデイ2014 西日本大会最優秀賞受賞、全国大会最優秀賞 、オリジナルアレンジ賞受賞
・2015年、2017年アメリカウォルナットバレーフェスティバル 44th International Fingerstyle Guitar Championship top5入賞
・2016年垂水区制70周年式典のオープニング演奏をつとめる
・2016年国際ソロプチミスト神戸 ドリーム賞 を受賞
・2019年Tower Record大阪梅田マルビル店ジャズクラシック部門月間売り上げ1位獲得
・2021年information song writing competition にてオリジナル曲「ola」がセミファイナルに選出
・2023年、51th International Fingerstyle Guitar Championship優勝

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アコースティックギターマガジン