Keyとは何か
Key(キー)とは調(ちょう)のことで、その曲やパートの基盤となっているスケール(音階)とほぼ同義となる。
Keyにはメジャーとマイナーがあり、例えばKey=Cの曲ならCDEFGAB(ドレミファソラシ)のCメジャー・スケール、Key=CmならCDE♭FGA♭B♭(ドレミ♭ファソラ♭シ♭)のCマイナー・スケールが基盤となっている。
転調について
転調(てんちょう)はそのkeyが曲中で変わること。カラオケのコントローラーで、+1、+2、-1、-2と書かれたボタンと同じで、全体的に音がシフトする。
例えばKey=Cの曲で、途中からKey=Dに変わったとすると、その軸となる音の並びがCDEFGAB(ドレミファソラシ)のCメジャー・スケールから、DEF♯GABC♯(レミファ♯ソラシド♯)のDメジャー・スケールに切り替わったことを意味する。
調号について
では、その曲のkeyはどうすればわかるのか。その判別方法としては、その曲を聴いている時に、一番安定しているなと思えるコードのルート音がkeyの主音になっていることが多い。そして、その曲が明るい印象ならメジャー・キー、暗い印象ならマイナー・キーとなる。
おおざっぱな書き方になったが、もし、その曲がすでに五線譜で書かれているなら、譜面の先頭を見てみよう。
ト音記号の横に♯や♭が何個か付いているはずだが(何も付いていない時はKey=CかKey=Am)、これが調号(ちょうごう)と呼ばれるもの。その♯や♭の数がkeyを表わしている(図2)。
アコースティック・ギターに特化した内容のため、これ以上は省略するが、五線譜にはKeyが示されていることがわかればOKだ。
『アコースティック・ギターの全知識』
本記事は書籍『アコースティック・ギターの全知識』の内容を一部抜粋/再編集したものです。本書は、アコギの構造や関連機材、音楽理論などの基礎知識から、SNSでの活動方法などまで、さまざまな情報を網羅した1冊です。
定価 | 2,420円(税込) |
発売日 | 2024.12.20 |
品種 | 書籍 |
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仕様 | A5判 / 192ページ |
ISBN | 9784845641895 |
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