アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
音の切り方を習得するには
➡見落としそうな休符を表現する
Ex-1〜4は、裏ワザ085の“C”を弾けるようにする練習譜。どこで音を出していて、どこで止めるかの長さを意識するための譜例です。メトロノームと一緒に、何度も練習してください。できれば録音して、自分の耳で確かめるといいでしょう。
Ex-1は“C”そのまま。Ex-2は関係ない音を加えて、16分音符の裏に開放弦を合わせ、後半は8分音符で音を区切るタイミングを調節します。
Ex-3は“ > ”に勢いを加えるために寸前を休符にして、だんだん16分音符のノリに近付けます。Ex-4はすべてのピッキングを16分音符にして、音の出る間を全部ピッキングし、音の出ない瞬間をブラッシングとすることで音の長さを確認します。
これら4つの譜例をすべて練習してください。それが、いろいろなフレーズが弾けるようになる上達への道です。休符を表現することは、“休符を弾く”(言葉では矛盾していますが)という意識を持つことなのです。
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アコギ上達100の裏ワザ