カントリー、ロックのフィールドで活躍したクラレンス・ホワイト
クラレンス・ホワイト(1944-1973)は、ドック・ワトソンやトニー・ライスと並び、フラットピッキングの歴史における革命児のひとりである。
60年代初頭にケンタッキー・カーネルズでの活動で頭角を表わした彼は、やがてブルーグラスを飛び越え、カントリー、ロックのフィールドでもセッションマンとして活躍した。
特に正式メンバーとして加入した後期ザ・バーズでの活動は有名で、ストリング・ベンダー搭載のテレキャスターを駆使したプレイは数多くのプレイヤーに影響を与え、カントリー・ロックの発展に大きく寄与した。
そんなロック・ギタリストとしてのビジュアルに隠れがちだが、彼の真骨頂はやはりルーツであるブルーグラスだ。その特徴は、革新的なリズム・アプローチにある。聴いたことのないタイミングでくり出されるGランに、思わずよろけてしまいそうなスカしたベース・ライン。彼のプレイを語る上で欠かせない、天性のスウィング感覚に裏打ちされた“シンコペーション”である。
ともすれば大味で曲芸風味の強かったブルーグラス・ギターに、洗練されたリズムと表現力を加え、現代フラットピッキングの礎を築いたことは、彼の偉大な功績だ。その奥深いリズムをぜひ味わって欲しい。
『現代ブルーグラスのフラットピッキング革命』 by 齊藤ジョニーの第9回は、アコースティック・ギター・マガジン2024年12月号 Vol.102をご覧ください。

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