アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
リズム感を自覚したければ
➡とにかくレコーディングの機会を作れ
自分1人での録音というのも必要ではありますが、なるべく他に人がいる環境でのレコーディング機会を探して参加しましょう。例えば、シンガーとユニット活動するとか、何かのバンドに加入しておくなどです。こうしたグループでのレコーディングでは、あなたのプレイに対して他の人がいろいろと勝手なことを言います。
でも、それは最大のアドバイスです。怒るのではなく、言われたことを現実として深くとらえて、その後のプレイに生かしましょう。そういう意味では、少しでも若いうちに、少しでも早く指摘されたほうが上達するのです。
これを繰り返す中で、自分が弾き終わった瞬間に録音を聴くと、自分の音が“走っているか”、“もたっているか”、“心地良い場所で弾いているか”が分かってきます。
そして、他の人がOKを出してくれたテイクを弾いたときのことを、体と脳で覚えておいてください。“足踏みをしてたか”、“体は揺すっていたか”、“冷静でいたか”、“好き放題に弾いたか”、“立っていたか座っていたか”……これらの集大成で、自分が最も心地良いリズムを出せる体の動きを、今度は個人練習のときにも採用するのです。