右手ミュートの練習|アコギ上達100の裏ワザ:第35回

アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!


右手ミュートをマスターするには
➡コード弾きとフレーズ弾きを交互に練習

譜例を練習します。前半は何も意識せずに弾いて構いませんが、後半は右手の腹で5〜6弦をミュートしながら弾くようにしてください。何となく5〜6弦に右手の腹を置けば、4弦もある程度ミュートされます。

譜例

この例のように、譜面にTAB数字が書かれていない弦の処理は重要です。鳴らすつもりのない弦はあらかじめミュートしておけば、たとえ弾き損じたとしても鳴ってしまわないからです。

初心者の中には、どんなフレーズでも右手を宙に浮かせたままで弾こうとしている人がいますが、それではミュートの意識が薄れます。ストロークでは右手を浮かせますが、それ以外では右手をどこかに触れさせることは大いにあると知っておきましょう。ちなみにこの譜例の場合、小指をボディに乗せるのとミュートするのを同時に行なうのは大変なので、ミュートを優先させてください。

なお、これらは“こうするべきである”ということではありません。自由自在に表現できるテクニックを習得するために、ミュートを使わない、または使う練習をするということです。

アコギ上達100の裏ワザ

著者プロフィール

いちむらまさき

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

著作に『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)など。

◎公式サイト:https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki

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