アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
“他指倍型”をマスターするには
➡ストロークの右腕の振りを加えよ
裏ワザ024がもっと難しくなっていくことを想定して、ここでコツを伝授します。それは“フィンガーピッキングでも上下の振りを付ける”ということです。ストロークほどの大振りでなくてもいいのですが、ダウン&アップの小さな動きを右手首に感じつつ、裏ワザ024の譜例を弾くのです(図1)。
具体的には、親指と表拍の音は右手をダウン気味に、裏拍の他指はアップ気味にしつつピッキングします。また、手は弦に対して、やや半円を描くように振ります(図2)。
すべてのフレーズには強弱の関係があり、その組み合わせでリズムが成り立っているので、足踏みしながら、足を降ろす瞬間(強拍)に親指をピッキングするなど、体の連動として覚えてもOKです。
とはいえ、いずれはこの手首の振りは意識しないでプレイすることになります。メロディの加減によっては、またテクニカルなフレーズを弾くときには、この動きを解除する瞬間も出てくるからです。
アコギ上達100の裏ワザ