コード進行の覚え方|アコギ上達100の裏ワザ:第17回

アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!


曲を覚えるには
➡ 一番低い音の移動を覚えろ

コード進行は、漠然と丸暗記しているだけだと、いずれ忘れてしまいます。特に開放弦近くのオープン・コード中心の楽曲においては、その傾向が強くなります。しかし、コード進行には必ず規則性があります。つまり、“よく出てくる移動パターン”があるのです。

従って、簡単な進行も、すべてハイ・ポジションで弾いてみましょう。そのときに意識するのは、ベース音のフレット移動位置です。例えば、“C-Em-Dm-G7”のような進行は、簡単だからこそ覚えにくいものです(図1)。これを、ハイ・ポジションでも弾けるようにしてみましょう。

図1

そして、ベース音のフレット移動を視覚として覚えます(図2)。

図2

“mが付くか?”、“7か?”などの細かいコード名を忘れても、(ルートである)ベース音の移動位置さえ覚えていれば、自分の耳の感覚でmや7を思い出しやすくなるわけです。これは逆に、自分の耳を鍛えることにもつながります。

アコギ上達100の裏ワザ

著者プロフィール

いちむらまさき

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

著作に『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)など。

◎公式サイト:https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki

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