アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
何を基準に選ぶのか迷ったら
➡ サウンドの好みを自覚してチョイスせよ
“このギターは弦高が高い、低い”などの話題をよく耳にしますが、実際には弦のゲージ(太さ)によっても弦高は変わります。例えば、セット弦の1弦で言う“013”を張るのと、“011”を張るのでは張力が異なり、弦高が微妙に変わってくるのです。弦高は、自分の常用している弦で計らないと判断できないということがまず1つ。
そして弦を選ぶには、“同じギター”で何種類かの弦を張り替えて比べてみる必要もあります。その結果、“あのギターにはAが良い”、“こっちにはBが合う”というケースも出てきます。自分の常用弦が決定したら、今度はそれに合わせて、各ギターのリペアをしていけばいいわけです。
究極の話、欲しいギターを見つけたら、購入前に店員さんに頼んで、自分の持参した弦と張り替えてもらって試奏するのがベストです。本当に買うつもりがあれば、楽器屋さんは替えてくれるでしょう。また、結果的に買わなかったとしても、楽器屋さんが怒ることはまずありません。そのために何度か通って、店員さんと仲良くなっておくといいでしょう。