アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
ギターのバランスを判断するには
➡ カポを使って試奏せよ
僕は初めてのギターを試すとき、必ず5フレットにカポを付け、サイモン&ガーファンクルの「アイ・アム・ア・ロック」のイントロを弾きます。1曲を決めておき、カポを使用してギターを弾き比べるのです。
すると、普通に弾いているだけよりも、バランスの違いが如実にわかります。実際、わが家のアコギを5本、すべて5カポにして比べてみた結果、“最もバランスの良いギターはコレだ”と判断することができました。また、楽器屋さんで試奏するときにも、自分の愛用カポを持参し、いろいろなフレット・ポジションにカポをして弾いてみます。これでズバリ、音の善し悪し(自分の好みかどうか)がわかったりするものです。
さらに、チューナーを使って開放弦でチューニングしたうえで、カポをしてもチューニングが合っているギターは、フレット音痴ではないと言えます。もちろん、カポを選択することも重要です。いくつかのカポを試して、自分好みのものを見つけておきましょう。