「アランフェス〜スペイン」アドバンス編『フラメンコ・ギターじゃなきゃダメなんですか?』第14回 by 沖仁

沖仁による実演動画

「アランフェス〜スペイン」アドバンス編

前回に続き、チック・コリアの「スペイン」の冒頭でお決まりのように演奏される、「アランフェス協奏曲第2楽章」からの抜粋。今回はフラメンコのブレリアのリズムへのアレンジです。ブレリアは高速12拍子のフラメンコ度の高いリズム。今回は6/4拍子の表記で、2小節がブレリアの12拍にあたります。ちなみにフラメンコでは、12拍をひとまとめにして、1コンパスと呼びます。

……といろいろ書くと複雑そうですが、実は「アランフェス〜」のもともとのゆっくりの4拍子はそのままのテンポで流れていて、1拍を6つに分割しただけです。

……と書くとますますわかりにくいですね(笑)。今回の動画ではバックにフラメンコのリズムを流しているので、音を身体で感じてもらうのが早いと思います。

続きはアコースティック・ギター・マガジン2024年6月号、Vol.100をご覧ください!

アコースティック・ギター・マガジン 2024年6月号 Vol.100

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沖仁

おきじん 1974年、長野県生まれのフラメンコ・ギタリスト。14歳より独学でエレキ・ギターを始める。カナダで1年間クラシック・ギターを学び、その後スペイン・アンダルシアに居を移す。2006年にメジャー・デビュー。2010年、スペインの第5回ムルシア“ニーニョ・リカルド”フラメンコ・ギター国際コンクール国際部門で、アジア人として初めて優勝。近年フラメンコ・ギター・アンサンブルを立ち上げ、後進の育成にも尽力。最新作は2022年9月発売の『20 VEINTE~20 年の軌跡~』。

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