特集:THE KING OF MARTIN〜憧れのD-45を訪ねて

D-45特集の読みどころ

アコースティック・フラットトップの最高峰に君臨するマーティンD-45は、ジーン・オートリー専用の特注モデルとして1933年に誕生。1942年までの間にわずか91本のみが製作された。

1968年から再生産が始まり、まずはニール・ヤングやデヴィッド・クロスビーなどのCSN&Y勢が使用。

日本では彼らに憧れたフォーク系ミュージシャン……例えば、元ザ・フォーク・クルセダーズの加藤和彦や、当時一世を風靡したガロ、巨匠・石川鷹彦などがその煌びやかな45サウンドに魅了された。

1990年代以降も日本屈指のシンガーソングライターたちがD-45を愛用するなど、その系譜は脈々と受け継がれている。

本企画では、そんなD-45の魔性的な魅力をひも解くべく、さまざまなミュージシャンのD-45を訪ね、撮影取材を敢行。

また、ギターショップBlue-Gの協力のもと、68年〜73年製までの貴重なD-45を計7本も集め、やはりD-45ユーザーである藤巻亮太による試奏も実施。

ここまで多くのD-45が一堂に会する機会は最初で最後かもしれない。ぜひ憧れのD-45たちを皆さんの目に焼き付けてほしい。

●Contents

●海外ミュージシャンのD-45事情
・ジミ・ヘンドリックスの1968~69年製D-45
・デヴィッド・クロスビーの1968~69年製D-45
・ライ・クーダーの1969年製D-45
・エリック・クラプトンの1968年製D-45

●フォーク全盛の1970年代、あの頃みんなD-45に憧れた
・加藤和彦の1969年製D-45
・堀内護(元ガロ)の1969年製D-45
・石川鷹彦の1971年製D-45
・さだまさしの1993年製D-45 DELUXE
・坂庭省悟&高田渡の1972年製D-45

●1990年代以降も受け継がれるD-45の系譜
・玉置浩二の1992年製D-45S DELUXE
・吉井和哉のCUSTOM D-Style 45 BLACK
・藤巻亮太の1970年製D-45

●僕たちがD-45を愛する理由
・坂崎幸之助(THE ALFEE)の1968年製D-45
・大野真澄(元ガロ)のCUSTOM D-Style 45
・南こうせつの1971年製D-45
・伊勢正三の1972年製D-45
・渡辺香津美の1940年製D-45
・森山直太朗のCUSTOM D-Style 45 K2

●小倉博和インタビュー 
●ビンテージD-45博物館(1938年製、1940年製、1968年製プロイトタイプ、他)
●MARTIN D-45~そのサウンドと歴史
●D-45シリアル&トータル・プロダクション一覧表
●藤巻亮太がBlue-Gにやってきた!~珠玉のビンテージD-45を徹底的に弾き倒す~

アコースティック・ギター・マガジン2023年3月号 Vol.95

SNSでシェアする

アコースティック・ギター・マガジン

バックナンバー一覧へ