Gibson/1942 Banner J-45 Light Aged
求心力が強く、“歌いたくなるギター”
竹内アンナが近年、ライブやレコーディングなどで愛用しているギブソンのJ-45。1942年に誕生したJ-45の中でも“バナー期”と呼ばれる最初期の仕様を緻密に再現したリイシュー・モデルだ。
ギブソン・カスタム・ショップのマーフィー・ラボによるライト・エイジド加工が施されているのが特徴のひとつで、トップにはサーマリー・エイジド(熱処理)加工されたスプルース、サイド&バックにはマホガニーが採用されている。
本器との出会いを聞くと、“ギブソンのエレキは使ってきたんですけど、アコギは弾いたことがなかったんです。でも、このJ-45を初めて弾いた時、「こんなに歌いたくなるギターがあるんだ」とびっくりしました”と竹内。
またそのサウンドについては、“すごく力強い音色なので、ひと鳴りしただけでまわりを引き込むような求心力があります”と語ってくれた。
2026年8月に竹内がリリースしたEP『MIXTAPE』のレコーディングでは、彼女のメイン器であるマーティンOMJMとともに複数の楽曲で登場。「ok, love song」や「真昼のランデヴー」、「My secret plum」などの収録曲でその音色を聴くことができる。
Martin/000C12-16E Nylon
“アコギと同じ感覚で弾ける”というナイロン弦
竹内が“弾き語りライブでいろんな種類のギターを弾きたい”と考えていた時に、紹介されて出会ったのがこちらのナイロン弦ギター。トップにスプルース単板、サイド&バックにマホガニー単板を採用しており、また約672mmという長めのスケールが特徴的な1本だ。
第一印象を聞くと、“元々、ガットってちょっと難しいイメージがあったんです。でもトライしてみようと思って試したら、すごく弾きやすくてびっくりしました。アコギよりもネック幅が広いイメージがあったんですけど、このギターは全然そんなことなくて、いつものアコギと同じような感覚で弾けたのがうれしいポイントでした”とのこと。
本器は2026年2月より竹内が開催したツアー“弾き語り TOUR 2026 atELIER -アトリエ-”にも登場しており、“ライブでガットを使うと、雰囲気がガラッと変わるので、メリハリがつけられるんです。ボサ・ノヴァっぽくアレンジした曲や、テンポを落としてバラード・アレンジした曲を甘くやりたい時に使っています”と話してくれた。
ライブでは、フィッシュマンのピックアップ=Matrix VT Enhanceを使用して出力している。
Gibson/1933 L-00 Ebony Light Aged
新入りのスモール・ボディ・ギター
イベント出演に向け、竹内の元に届いたばかりの1本。1933年製のL-00を再現したモデルで、前述の1942 Banner J-45 Light Agedと同じくマーフィー・ラボによるライト・エイジド加工が施されている。また、サーマリー・エイジド(熱処理)加工されたスプルース・トップとマホガニー・サイド&バックを組み合わせた材構成も1942 Banner J-45 Light Aged同様。
その第一印象は“J-45はもう少しドシンと構えてる感じがあるけど、このギターは不思議と高音のキラキラ感がありますね。でも柔らかいというわけではなくて、シャキッとした音です”とのこと。
また三角の頂点がはっきりとしたVネック・シェイプについて聞くと、“あまりこのタイプのネックは弾いたことがないんですけど、握り込みしやすいです”とコメント。さらに、ボディについては“少し小さめですね。私はそこまで体が大きいわけではないので、小回りが効いて弾きやすいと思います”と話してくれた。
Pedalboard

②BOSS/TU-3S(チューナー)
③GRACE DESIGN/BiX(プリアンプ)
④BOSS/MS-3(スイッチャー)
⑤MXR/Boost/Line Driver(ブースター/ラインドライバー)
⑥L.R. Baggs/Align Series Reverb(リバーブ)
⑦BOSS/OC-3(オクターバー)
⑧Custom Audio Japan/HUB-6 ver.II(パワーサプライ)
竹内アンナの最新アコギ用ペダルボードのセッティングは上記のとおり。
信号の流れは、アコギからコンプレッサー①に入り、チューナー②を通ってプリアンプ③に入力される。さらに③のセンド&リターン(センド端子)からスイッチャー④に入り、④の出力(アウトプット端子)から再び③(リターン端子)に戻ってPAへと送られている。
スイッチャー④の各ループには、ループ1にブースター/ラインドライバー⑤、ループ2にリバーブ⑥、ループ3にオクターバー⑦がそれぞれ接続されている。
さらに④には4つのチャンネル(プリセット)が作られており、チャンネル1はドライ、チャンネル2は⑦+内部EQ、チャンネル3は⑥+内部コーラス、チャンネル4は⑤+⑥+内部EQ+内部ディレイに設定。ライブの際は楽曲に合わせてこれらを切り替えて演奏している。
またパワーサプライとして、⑧を使用している。



























