Martin/1977 D-35
サカグチの歌に寄り添うメイン器
サカグチアミのメイン・ギターは、1977年製のマーティンD-35。スプルース・トップにローズウッドの3ピース・バックという構成は1970年代以降のD-35の通常仕様だが、本器はナチュラルではなくサンバースト・カラーなのが特徴。“ナチュラル・カラーは自分のスタイルには合わないと思っていたので、ナチュラル以外を探していた”とサカグチは言う。
サウンドの印象については、“最初はキラキラした音が鳴る印象でした。でも時間が経つにつれて、低いトーンで歌う曲は穏やかなサウンドに聴こえるし、叫ぶような曲ではちゃんとパワーが出てくれるようになりました。振り幅が出てきましたね”とのこと。
カスタム箇所として、ブリッジ・ピンを牛骨製に交換しているのと、フレットの端がネックから飛び出ていたのを削り、弦が引っかからないように調整したとのこと。
なおピックアップは、L.R.バッグスのAnthemを搭載している。
Beard Guitars/SOUTHSIDE 137
ハイが強く、パキっとしたサウンド
サブ・ギターのSOUTHSIDE 137は、アメリカのリゾネーター・ギター・ブランド=ベアード・ギターズによるフラットトップ・モデル。2023年の47都道府県弾き語りツアーの前頃に入手したとのこと。
リゾネーター・ギターが誕生した1930年代のアール・デコ様式にインスパイアされた“DECO PHONIC”シリーズの1本で、丸みを帯びたAシェイプのボディ・トップにはイングルマン・スプルース単板、バック&サイドにはフィンランド産のバーチ単板が採用されている。
サウンドは“サブは2本ともハイが強くて、パキッとした感じなんですけど、これはノースウッド(後述)よりもさっぱりした音”とのこと。
ピックアップはメイン器と同様、L.R.バッグスのAnthemが搭載されている。
Northwood Guitars/R80 OM
“立ち上がりの早さ”が強みのサブ・ギター
サカグチのもう1本のサブ・ギターはノースウッド・ギターズのR80 OM。カナダの老舗ギター・ブランド=ラリビーで経験を積み、高い木工技術とカナダ産の良質な木材の選別に強みを持つ個人製作家のジョン・マッキャリーが手がけた1本だ。
“サブは2本とも立ち上がりが早くて、ライブ中にメインの弦が切れた時などでもすぐに鳴ってくれますね”とサカグチ。
オーソドックスなOMシェイプのボディには、トップにイングルマン・スプルース、サイド&バックにインディアン・ローズウッドが採用されている。
またピックアップはバードランドのAcoustic Mixer3が搭載されている。
Preamp
サカグチが愛用するプリアンプは、L.R.バッグスのVenue D.I.。“基本的にはD.I.として使っているんですけど、これのほうが気分も上がるし、音も良い気がする”とサカグチ談。
“ギターの音をそのまま大きく出したい”とのことで、ツマミは基本フラットで使用。またアルペジオなどで弱く弾く時には左下のブースト・ボタンを踏むとのこと。
Accessories

②坂口有望オリジナル・ピック(ピック)
③K.Yairi/POP型ピック Medium(サムピック)
④D’Addario/Eclipse Tuner Black(チューナー)
⑤Greg Bennett/Glider The Rolling Capo(カポタスト)
⑥SHUBB/C-1(カポタスト)
サカグチがアコースティック・ギターを弾く時によく使用するのは①で、“弾き心地がすごく良くて、音が煌びやかに感じます”とのこと。②は改名前の“坂口有望”名義のオリジナル・ピックで、サカグチが書き下ろした“フェネぐち”というキャラクターがプリントされている。③は“弾き語りの時にたまに使う”そうだ。
④は愛用者も多いダダリオのクリップ・チューナー。カポは、演奏しながら移動が可能な⑤と定番アイテムの⑥を使用している。



















