Martin/LX1E -Masa-
最も使用頻度が高いメイン・ギター
ReNがデビュー当初よりルーパーとともに愛用しているLX1E。現在のメイン・ギターに位置するのが“Masa”と名づけられた本器。これはスタッフの名前からとったもので、ほかのモデルも含めて“見た目が同じでわかりづらいので、愛着のあるスタッフの名前をつけています”という。
ルーパーで多重録音をするReNのスタイルにリトル・マーティンならではの特徴がマッチするようで、“ショート・ボディで余分な帯域の音がなく、キックのように叩いた時のピエゾの締まった音なども、このスタイルに適しています。また、全身を使って動き回るパフォーマンスが多いので、エレキのような取り回しの良さと軽いボディ、パンチのあるサウンドに助けられています”とのこと。
Riot Tourの東京公演では、「Riot」や「存在証明」、オープン・チューニングで疾走感のあるストロークを奏でた「Teenage Dreamers」などで登場。“シャランシャランとハイ伸びが良く、疾走感のあるストローク・サウンドで、ベース・フレーズやカッティングのキレも良く、十分な芯を感じるロー成分もあり、輪郭と余韻が心地よいバランスに調整されています”とのこと。
ピックアップは、標準搭載のフィッシュマンのSonitone。
Martin/LX1E -ReN-
初めて入手したリトル・マーティン
“ドンシャリ気味で、元気のよいサウンドが出る”という本器は、初めて入手したリトル・マーティンということで、自身の名がつけられている。
カスタマイズ好きのReNらしく、ペグや1〜5弦のブリッジ・ピンがブラックのものに変更されており、締まりのある佇まいに。また、指板のスノーフレイク・インレイや、ReNがデザインをしたオリエンタルな雰囲気のグッズ・シールによるカスタムなども、控えめながら印象的だ。
東京公演では、“Masa”の次に登場回数が多く、「僕のミニ四駆」や「Sheffield」などでそのサウンドを聴かせてくれた。
こちらもピックアップは、フィッシュマンのSonitoneを搭載。
Martin/LX1 -Tsukasa-
チューニング違いの1本としてスタンバイ
今回紹介する4本の中では最も所有歴が短い“Tsukasa”は、ピックアップを搭載していないモデルのLX1。この呼び名もスタッフの名前から取っているとのこと。
ライブではチューニング違いのギターとして、ドロップ・チューニングなどで使用。また“Masa”や“ReN”の弦が切れた時などに登場することもあるようだ。
材構成などはLX1Eと同様だが、サウンドは“MasaとReNの真ん中くらい”とのこと。
ピックアップは、フィッシュマンのMatrix Infinity Pickupを搭載している。また“ReN”と同様に、弦高を下げるためにサドルの上部を削ってある。
Martin/LX1 -Nobu-
エド・シーランから名を与えられた“Nobu”
1本目の“ReN”を入手したのち、“ビンテージのリトル・マーティンが欲しい”と思い、中古で入手したという1本。本人曰く2008年に製造されたモデルで、“この年代のリトル・マーティンは指板とブリッジがマホガニーなので、現行モデルと比べてオーガニックな音が感じられます”とのこと。また、ハイが少し弱まった、ほかの3本よりも柔らかい音が特徴だそう。
なお本器の呼び名である“Nobu”は、ReNがエド・シーランと対談した際に名づけてもらったもので、ボディにもエドのサインとメッセージが記されている。また、指弾き用に弦高を調整しているほか、ペグの交換やピックアップの増設など、細かなカスタマイズが施されている。
ピックアップを追加しており、フィッシュマンのMatrix Infinity Pickupを搭載している。ライブではアルペジオが多用される「あーあ。」と「Precious」で登場した。
『Early Project 2』ReN

2025年4月4日デジタルリリース
- Riot
- Why so serious?
- Precious
- Free to go
- シャンデリア