K. Yairi/DY CTM
30年の時を旅して手元に届いたニュー・ギター
andymori時代の曲とソロ以降の曲を織り交ぜたセットリストで臨んだ小山田壮平。「革命」や「アルティッチョの夜」では力のかぎりギターをかき鳴らし、「時をかけるメロディー」ではフィンガースタイルでしっとりと弾き語る。ギターと歌、そしてハーモニカで、繊細さと力強さが入り交じったような独特な世界観を描き出していた。
小山田のギターは2024年末に手に入れたばかりのK.ヤイリのDY CTM。30年ほど前に製作されて保管されていたものを、2018年に再調整をしてラベルが貼られたという1本だそう。ドレッドノート・サイズの大ぶりなボディで、トップにはスプルース、サイド&バックにはローズウッドが使われている。
ピエゾ・ピックアップのL.R.バッグスElement VTCを搭載しており、ステージではさらにobana microfoneをサウンドホールに追加し、それぞれ別系統で出力していた。大きなサイズのボディと、ピックアップ&マイクのミックス効果があいまって、低音が豊かな広がりのあるサウンドに感じられた。
J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2025 supported by 奥村組
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