安田章大のステージを彩った豪華な装飾のオリジナル・ギター|ギタージャンボリー2025使用機材

2025年3月1日〜2日に両国国技館で開催された、FMラジオ局J-WAVE(81.3FM)が主催する弾き語りの祭典“J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2025 supported by 奥村組”で、各アーティストが使用した機材の撮影に成功! ソロとして初のフェス出演となったSUPER EIGHTの安田章大が、代表曲やカバー、自作の新曲までをともに奏でたベフニック製のオリジナル・モデルを紹介。

文=関口真一郎 撮影=アコースティック・ギター・マガジンWEB 協力=J-WAVE

Beffnick Brace Work/Neo-Deep

Beffnick Brace Work/Neo-Deep(前面)
Beffnick Brace Work/Neo-Deep(背面)

ド派手なタコのインレイ!

圧倒的な歌唱力とパワフルなギター・プレイで会場を魅了した安田章大。ギター1本とは思えない迫力のあるサウンドを聴かせてくれたが、安田が使用したのはベフニック・ブレスワークのNeo-Deep。

ベフニックはギター・ビルダーの合瀬潤一郎氏が主宰する佐賀県の工房によるブランドで、スキマスイッチの大橋卓弥や斉藤和義、スガシカオ、佐橋佳幸など、第一線のプロ・ミュージシャンにも愛用者が多い。

安田はすでにオーダー・モデルを1本製作してもらっているが、本器は2021年頃に完成したニュー・モデル。ベフニックの人気シェイプのひとつであるNeoシリーズをもとに製作されたもので、モデル名から判断して通常のNeoよりも胴厚が深めになっていると思われる。

ボディ・トップはジャーマン・スプルースで、サイド&バックは見事な杢のアフリカン・ウォルナット、ネックはホンジュラス・マホガニーでブリッジにはハカランダが採用されている。エボニーの指板にはパープルハートとアバロン貝を使用した、タコがモチーフの独特な絵柄がデザインされている。ヘッドやボディに巻かれたアバロン貝のバインディングも実に鮮やかだ。

指板インレイ
タコをモチーフにした妖しげなデザインが指板に描かれている
コントロール
ピックアップはフィッシュマン製のMatrix Infinity VT Pickupを搭載

Beffnick Brace Work/Yasuda Custom Model

Beffnick Brace Work/Yasuda Custom Model
撮影=小原啓樹

ステージには登場しなかったが、直前まで使用を予定していたベフニックのカスタム・モデル。今回のギタージャンボリーで和田唱とともにTRICERATOPSの「Fever」を演奏したが、同曲をふたりで初めてセッションした2019年のテレビ番組では本器が使用されていた。

J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2025 supported by 奥村組
https://www.j-wave.co.jp/special/guitarjamboree2025/

SNSでシェアする

アコースティック・ギター・マガジン

バックナンバー一覧へ