Ovation/Adamas Custom
好みのカスタマイズを施したオベーションの最高峰
2020年に完成して以来、メインとして活躍するオベーションのAdamas。ヘッドやブリッジは彫刻を施さないオベーションのスタンダード・スタイル、ペグはクローム・カラーを選択するなどのカスタマイズをオーダーした1本。
カーボン・ファイバー・トップのボディ・カラーもこだわりで、エメラルド・グリーンとホワイトのグラデーションは、独創性に溢れるチョイスだ。
今回のステージでも全曲を本器でプレイ。「逆行」のハードなカッティングから「国」のフォーキーなアルペジオ・バッキング、そして「Samidare」のアレンジ・バージョンではラテンを感じさせるリズムのコード・ワークまでを聴かせたが、そのどれもが“崎山サウンド”と呼べるエッジを感じる質感だった。
弦はダダリオのEJ11(80/20ブロンズ、.012-.053)。
Ovation/C2078AXP-STB
“木”の肌触りを感じるオベーション
この日はサブとしてステージ袖にスタンバイしていた、オベーションのC2078AXP-STB。木目が華やかなエキゾチック・ウッドをボディ・トップに採用したシリーズで、本モデルはサペリを採用している。
曰く“Adamasよりも木の部分が多いので、よりエレアコっぽい音がするんだと思うんです。Adamasはめっちゃカーボン”とのこと。
Pedalboard

中学生時代から愛用するプリアンプ/DI
BOSSのTU-3s(①:チューナー)とL.R.バッグスのSession Acoustic DI(②:プリアンプ/DI)、カスタム・オーディオ・ジャパンのAC/DC Station VI(③:パワーサプライ)のみというシンプルな崎山のペダルボード。
②は中学生の頃から使用しているそうで、全機材の中で最古参。“オベーションを使う時はこの設定と”いうことで、ゲインは12時、サチュレートは11時に固定。本機のDIアウトからPAに出力するほか、アンバランス・アウトから後述するアンプへ出力している。
ちなみに、このボードにエレクトロ・ハーモニックスのFreeze(サステイナー)を組み込み、音を伸ばす演出をすることもあるそう。
Roland/JC-120

ロー成分を担うギター・アンプ
普段はローランドのRB-60を使用しているが、今回は会場でレンタルしたJC-120で出力したものをマイクで集音。DIからのラインアウトでミッド〜ハイ成分、アンプでロー〜ミッド成分を出すイメージで音作りをしているという。ミックス具合はざっくりと、ライン:アンプ=6:4くらいとのこと。
以前、オベーションの担当者から“ベース・アンプから出している人が多い”という情報を聞き、自分のステージでもそのスタイルを採用したそう。
