ISEKI’s YAMAHA/NTX5
多彩なスタイルに対応するヤマハの最新ピックアップ・システム
ISEKIがメインで使用したヤマハのエレクトリック・ナイロン弦ギター、NTX5。スティール弦のアコースティック・ギター・プレイヤーやエレキ・ギタリストにも扱いやすいように設計されたモデルで、グリップは細め、ボディ厚は薄めになっている。高音弦側の指板が2フレット分長くなっているのも特徴のひとつだ。
アンダーサドル・ピックアップ、トップ裏のコンタクト・センサー・ピックアップ、ボディ内部のマイクという3つのピックアップの音をブレンドする新開発のピックアップ・システム=Atmosfeelピックアップを搭載。
ナイロン弦ながらも音抜けがよく、ISEKIは本器1本でリズミックなストロークから静かなアルペジオまで、多彩なプレイを奏でていた。
KUREI’s 1977 Gibson/DOVE
きらびやかな音色を聴かせるビンテージDOVE
KUREIは歌に専念する場面も多く、客席をあおりながらステージを動き回ることもあったが、静かに歌い上げる「月光浴」とラスト・ナンバーの「君を忘れない」では、ブラック・フィニッシュのギブソンDOVEを使用。
1977年製のラージヘッド仕様で、年代的にエボニー指板と思われる。DOVEはメイプル・ボディならではの歯切れのいいサウンドが持ち味で、ピックガードのハト(英語でDOVE:ダヴ)の絵柄がモデル名の由来。ブリッジの両脇にもハトをモチーフにしたインレイがあしらわれている。
硬質で芯のある音色ということもあって、アルペジオもきらびやかだった。本番ではハウリング防止のため、サウンドホールにカバーをかぶせていた。
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