おもなライブ用機材
ギター・ケーブル
エレアコのギター・ケーブルは、エレキ・ギター用と兼用することができる。中にはエレアコ用に開発されたケーブルもある。
D.I./プリアンプ/アンプ
D.I.とは“Direct Injection Box”の略。一般に“ディーアイ”、もしくは“ダイレクト・ボックス”と呼ばれる。
ざっくりと言うと、ギターやベースからの信号をPA卓で扱える信号に変換する機械。大抵はステージ上に置かれていることが多く、ギター・ケーブルをそのインプット側に挿す。アウト側は3ピン仕様のXLR(キャノン)端子となっており、その先はPA卓につながっている。
ライブ会場に用意されていることが多いが、お気に入りのD.I.があれば持ち込んでもいい。
ピックアップがパッシブ・タイプだったり、手元や足元で細かく音色の調整を行ないたい人はプリアンプやエレアコ用アンプを用意しておこう。
ルーパー
楽器やボーカルのフレーズなどを録音/ループ再生できるエフェクター/サンプラーのこと。
ギターの弾き語りはどうしても音が薄くなりがちだが、このようなルーパーを活用すると、バンド・サウンドのようなパワフルな演奏も可能になる。
ボーカル・マイク
お気に入りのボーカル・マイクがあれば持参してみよう。感染症対策としてマイクの持ち込みが推奨されているケースもある。
予備の弦
どんなに事前に準備していても、本番中に弦が切れることはある。サブ・ギターを用意できる人はそれに越したことはないが、弦のスペアも用意しておこう。
録音・録画機材
演奏の反省材料、プロモーション素材として活用するためにも、ライブを録音、録画しておくといい。
最近ではスマートフォンでもかなり高解像度の動画が撮影できる。動画を撮る際はカメラを立てるスタンドもあるといいだろう。
録画前に録画可能時間を確かめておくこと。
衣装・靴・着替え
衣装もパフォーマンスのひとつ。普段着で演奏するのも、それなりのメッセージが感じられるが、上にちょっと1枚羽織るだけでも、ステージの見栄えは違ってくるはず。
ギター
もちろんギターも忘れずに。頻繁にペグを左右に回していると、ペグポストで弦が折れているところで弦を切りやすい。
曲によってチューニングを頻繁に替える人は、曲ごとのギターが用意できればベター。ステージ上でのチューニングの時間も省けるだろう。
『アコースティック・ギターの全知識』
本記事は書籍『アコースティック・ギターの全知識』の内容を一部抜粋/再編集したものです。本書は、アコギの構造や関連機材、音楽理論などの基礎知識から、SNSでの活動方法などまで、さまざまな情報を網羅した1冊です。
| 定価 | 2,420円(税込) |
| 発売日 | 2024.12.20 |
| 品種 | 書籍 |
|---|---|
| 仕様 | A5判 / 192ページ |
| ISBN | 9784845641895 |
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