Guitars
Martin/GPCPA1 Plus
長く愛用する高パフォーマンス・モデル
徳岡がメインのアコギとして用意したのが、MartinのGPCPA1 Plus。カッタウェイ付きのグランド・パフォーマンス・シェイプで、ピックアップにFishmanのF1 Aura+を搭載するモダンな1本だ。
手を加えているポイントは弦高の調整くらいで、“低すぎず、高すぎず。メロディの倍音が出て、コードも弾きづらくならない”高さでセッティングしているという。
出力はピエゾの信号に振り切っているとのことで、そのためF1 Aura+側の設定では“ハイを少し絞って、ローを少し上げている”そう。
今回のライブでは「START」や新曲「foliage」を始め、全12曲を本器で奏でた。
Cordoba/GK Pro Negra
新曲のレコーディングで導入したエレガット
制作中の新アルバムのレコーディングで導入された、CordobaのGK Pro Negra。まだ使い始めたばかりだが、“めちゃくちゃ良いですよ! ボディは薄いですが、生鳴りも素晴らしい。ネックも握りやすい”とさっそくお気に入り。
ボディ材はトップがヨーロピアン・スプルースでサイド&バックがインディアン・ローズウッド。ファン・ブレイシングが採用されている。ネックはマホガニーで指板はエボニー。
ピックアップ・システムはFishmanのPrefix Pro Blendを搭載。その温かい音色は、この夏に新しくレコーディングしたばかりという新曲(タイトル未定)で聴かせてくれた。
“新しいアルバムではガットの音をかなり使っているんです”とのことなので、本器でのプレイが収録された新作を期待して待とう。
Pick & Capo
Pedalboard
ピエゾの信号をビルドアップするお気に入りの1台
徳岡の足下は、空間系エフェクトとブーストを担うTC ElectonicのG-Naturalと、サウンドメイクの肝となるプリアンプ=Grace Design/FELiX、KORGのチューナーDT-7の3台。
G-Naturalではディレイとリバーブをセッティング。メロディをプレイする際に“Clean”の付点8分ディレイを味つけ程度にかけており、バッキングの際にはオフに。また伴奏ではリバーブの効きも少し薄くするそうだ。なお、リバーブのタイプは“Spring”をチョイス。
Grace DesignのFELiXはかなりお気に入りのようで、“これをつなぐだけで音がビルドアップされる”と語る。細かな調整はやり始めるとキリがないということで、“会場によってハイとローのバランスを調整するくらい”だそう。