DAWの設定 『おひとり様ギタリストのための音楽制作入門』by 関口シンゴ 第13回

文=関口シンゴ イラスト=山本蛸

ドライバーをインストール

さあ、いよいよレコーディングの準備開始です。

まずはオーディオ・インターフェースをPCにつなぎます。最近のオーディオ・インターフェースは接続するだけでPCが認識して使い始められるものもありますが、モデルによってはドライバーなどのインストールが必要な場合があるので、説明書やメーカー・サイトをチェックしてダウンロードしておきましょう。基本的にはドライバーをインストールしているほうが、機器の性能をちゃんと引き出せると思いますし、ソフト側のアップデートにも対応できるのでぜひ確認してください。

また、ドライバーをダウンロードした際に“コントロール・アプリ”といったアプリが一緒に入っている場合があります。このアプリはDAWに音が入る前段階で音を調整できるミキサーのような役割です。

ただ、これは初心者の方がアコギを録音する上で最初はそんなに必要ないので、もしダウンロードしても設定などはいじらないで大丈夫です。

コントロール・アプリ
僕の使っているApollo Twinのドライバーをダウンロードすると、ユニバーサル・オーディオ社のコントロールアプリ”Console”が一緒に入っています。より多くのトラックを同時に録音する際や、ユニバーサル・オーディオ社のプラグイン・エフェクトをかけ録りする時に活躍します

DAWのオーディオデバイス設定

ついにDAWを始動します!

お手持ちのDAWで新規プロジェクト(ソフトによっては“新規ソング”などという表記もあります)を立ち上げてみてください。ここが“曲作りのキャンバス”となってすべての録音や編集を行なうので、たくさん使って画面にも慣れていってくださいね。

なお以前も書いたとおり、このコラムではアップル社のLogic Proを使って進めていきます。

まず最初にやるべきことは、“オーディオ・デバイス設定”です。簡単に言うと“このDAW上の出入力に、あなたがつないだオーディオ・インターフェースを使いますよ”という設定になります。この設定をしないとPC本体のマイクやスピーカーを使ってしまう可能性もあるので気をつけましょう。

設定画面の中にオーディオの“デバイス”や“出入力”などの項目があると思いますのでそこを確認します。そこで自分のオーディオ・インターフェースを選択すればOKです。

これは一番大切で初歩的な設定なので、今後録音する時に“マイクの入力に反応がない”、“スピーカーやヘッドフォンから音が出ていない”といった問題が起きた時には、まずこの設定を再度確認しましょう!

オーディオ・デバイス設定画面
Logic Proでは[設定]→[オーディオ]→[デバイス]でこの画面になります。上部の出力/入力のデバイスのところで両方ともオーディオ・インターフェースの名前を選択すればOK

「Mystic (TiMT Remix)」関口シンゴ

Track List

  1. Mystic (TiMT Remix)

origami PRODUCTIONS/2025年12月17日デジタル・リリース

『関口シンゴ Chill Christmas Live 2025』公演情報

◎スケジュール

  • 2025年12月13日(土)/東京・丸の内コットンクラブ
    1st:15:30開場/16:30開演
    2nd:18:30開場/19:30開演

◎チケット

  • テーブル席 : 8,800円
  • ボックスシート・センター(2~4名席): 11,300円
  • ボックスシート・サイド(2~4名席):10,300円
  • ボックスシート・ペア(2名席):10,800円
  • ペア・シート(2名席):9,800円

※料金は1名あたりの金額となります。

◎問い合わせ
https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/shingo-sekiguchi/

Profile 関口シンゴ

ギタリスト、コンポーザー、プロデューサー。ソロ・プロジェクトやOvallでの活動に加え、さまざまなアーティストのサポート・ワークやアレンジ、プロデュースを行なっている。自身の最新作は、トラックメイクからギター・レコーディングまでをすべて自宅で行なったインスト作『tender』。

公式HP:https://shingosekiguchi.com/
X:https://x.com/vusik_music
Instagram:https://www.instagram.com/shingo.sekiguchi/
YouTube:https://www.youtube.com/c/ShingoSekiguchi

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