DAWとは? 『おひとり様ギタリストのための音楽制作入門』by 関口シンゴ 第10回

文=関口シンゴ イラスト=山本蛸

そもそもDAWって何をするもの?

さて、オーディオ・インターフェースが決まったところで次はDAWについて見ていきましょう。DAWとは“デジタル・オーディオ・ワークステーション”の略で、音楽制作ソフト全般を指す言葉です。読み方は“ディーエーダブリュー”、“ダウ”の両方を使います。

このDAWをPCに入れることでアコギの録音や編集作業ができるようになります。また内蔵のシンセやドラム音源を使って打ち込み作業もできますし、内蔵のプラグインを使ってミキシングやマスタリングの作業もできてしまうのです。便利! スタジオが自分のPCの中にコンパクトに収まってしまうようなイメージですね。

現在DAWもかなりいろんな種類が出ているので、これもまた何を選んだらいいのか迷ってしまうと思いますが、最近はオーディオ・インターフェースを買うとDAWが付属してくるものもあるので、まずはそれを使ってみるのもいいと思います。

僕自身はMacユーザーということもありLogic(※注)をずっと使っています。音源やプラグインの音色や質感がミュージシャン好みなところがあり、Apple Loopsというサンプル音源なども便利でとても使い勝手が良いです。

ということでこの連載ではLogicを使用して解説などしますが、どのDAWでも基本的な機能は同じなのでLogic以外のDAWをお使いでもまったく問題ありません!

※注:Logic Proは現在Appleが開発/販売をしているため、Macとの互換性が高いDAWのひとつ

周りで宅録をやっている人や自分の好きなアーティストがどんなDAWを使っているか調べてみるのもいいと思いますよ。

Logicの画面
いつも使っているLogicの画面

Logicのほかに、初心者の方におすすめのDAWをふたつ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

Cubase

使っている人が多く、操作性やプラグイン・音源の豊富さなど総合的なバランスが良い。僕は以前に少し使った経験がありますが、画面が見やすくて使いやすかったです。4万〜6万円前後(バージョンによる)。

Studio One

最近使う人が増えている印象があるDAW。高音質ながら初心者にやさしい設計になっていて、画面の見やすさや操作性の良さが特徴です。標準搭載の音源はCubaseやLogicに比べるとそこまで多くないようですが、価格もバージョンによって2万〜3万円なので初心者の方には入りやすいと思います。

「Pianistic (TyLuv. Remix)」関口シンゴ

Track List

  1. Pianistic (TyLuv. Remix)

origami PRODUCTIONS/2025年9月24日デジタル・リリース

『関口シンゴ Chill Christmas Live 2025』公演情報

◎スケジュール

  • 2025年12月13日(土)/東京・丸の内コットンクラブ
    1st:15:30開場/16:30開演
    2nd:18:30開場/19:30開演

◎チケット

  • テーブル席 : ¥8,800
  • ボックスシート・センター (2~4名席) : ¥11,300
  • ボックスシート・サイド (2~4名席) : ¥10,300
  • ボックスシート・ペア (2名席) : ¥10,800
  • ペア・シート (2名席) : ¥9,800

※料金は1名様あたりの金額となります。

◎問い合わせ
https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/shingo-sekiguchi/

Profile 関口シンゴ

ギタリスト、コンポーザー、プロデューサー。ソロ・プロジェクトやOvallでの活動に加え、さまざまなアーティストのサポート・ワークやアレンジ、プロデュースを行なっている。自身の最新作は、トラックメイクからギター・レコーディングまでをすべて自宅で行なったインスト作『tender』。

公式HP:https://shingosekiguchi.com/
X:https://x.com/vusik_music
Instagram:https://www.instagram.com/shingo.sekiguchi/
YouTube:https://www.youtube.com/c/ShingoSekiguchi

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