マンドリンの魅力を語らせたら、日本トップクラスと評されている木曽誠さん（ドルフィンギターズ 大阪店スタッフ）の解説が好評の本連載。今回、取り上げるアルバムは、デヴィッド・グリスマンによる1984年作『Acousticity』。
楽曲データ
アーテスト：デヴィッド・グリスマン
収録アルバム：『Acousticity』
名曲解説
デヴィッド・グリスマンが1984年に発表したアルバム『Acousticity』。80年代のアコースティック楽器低迷期に“なんて素晴らしいアルバムを発表したのだ！”と感動すら覚える素晴らしい内容です。
ホーン・セクションをバックに従え、ロックなアコースティック・ギター・ソロと御大グリスマンのスピード感溢れるマンドリン・フレーズが見事に交差するアルバム・タイトル曲「Acousticity」、カリブ海に面したオシャレなカフェのBGMで流れてそうな、Dawg（※）的カリプソ「Dawgalypso (The Island Song)」などなど、全曲ポップで聴きやすく爽快、猛暑な時期にぴったりなアコースティックアルバムに仕上がっております。
メキシコの大地ではしゃぐ楽器達のイラスト・ジャケもGOOD！です。
※ジェリー・ガルシアが名づけたデヴィッド・グリスマンのニックネームであり、彼が生み出すブルーグラスとジャズを融合したスタイルを“Dawg Music”と呼ぶ。
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