これからギターを始める方のため、基本的な弾き方をゼロから解説していくぞ。できないことがあっても挫けず、とにかくできるところから覚えていけばいい。まずはアコギの音を体感し、コードひとつでもいいから鳴らしてみよう!
1. ギターの構え方
まず両足が地面に着く高さの椅子に座ろう。背筋を伸ばし、猫背にならないよう気をつけること。プレイに慣れないうちは、手もとを近くで見ようと、背筋が曲がってしまいがち。そうなると疲れやすくなったり、腕を動かしにくくなるぞ。
ギターはクビれた部分を太ももにセット。こうするとギターが安定する。右腕は肩に力を入れず、左腕は脇を開きすぎないように。上半身は常にリラックスしておくことがポイントだ!
2.ピックの持ち方
ギターを鳴らすための道具であるピック。さまざまな形のものがあり、大きくて握りやすいものをおにぎり型、先端が尖っていて、細かなフレーズが弾きやすいものをティアドロップ型と呼ぶ。まずはおにぎり型がオススメだ!
持ち方は、ピックの中心と親指の真ん中を合わせること。そして人差指で挟めばいい。人差指は側面をピックに当て、深く握り込みすぎないように。そうすると、安定して弾くことができるよ。
3.チューニングしてみよう
各弦の基準となる音程を知る
音程を基準となる高さに揃えることをチューニングと言う。音の高さはドレミファソラシドで表わすが、ギターの場合、ドにアルファベットのCを当てはめるのが一般的。つまりC(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、A(ラ)、B(シ)、C(ド)となるぞ。
またギターの弦は、太いほうから6弦、5弦、4弦、3弦、2弦、1弦と呼び、それぞれに基準の音程が決まっている。これを揃えないと演奏できないのだ!
チューナーの使い方
チューニングするには、チューナーという道具を使う。電源を入れて、近くで弦を鳴らしてみると反応してくれるぞ。音程を変えるには、ギターの先に付いているペグという金具を回せばいい。基本は図の向きに回せばいいが、3〜1弦は逆回りになるので注意。
6弦から順に、まずは大きく音程を下げること。そこから少しずつ上げ、基準の音程に揃える。1弦まで合わせたら、もう一度6弦からチェックすると確実だ!
イラスト:八重樫チヒロ