ピッキングとストローク&左手の押さえ方 今日から楽しめるギターの弾き方 Vol.2

これからギターを始める方のため、基本的な弾き方をゼロから解説していくぞ。 できないことがあっても挫けず、とにかくできるところから覚えていけばいい。 まずはアコギの音を体感し、コードひとつでもいいから鳴らしてみよう!

ピッキングとストローク

1本の弦から音を出してみよう

ピッキングの角度
POINT:弦に対してピックを水平に

弦をハジいて音を出すことをピッキングと言う。ちなみにピックを上から弦に当てるダウン・ピッキングと、下から当てるアップ・ピッキングがある。

まずは6弦から1弦まで、1本ずつピッキングしてみよう! それができたら、次は1弦から6弦に向かって音を鳴らす。これだけでもギターを弾いてる感じがするのでは?

ピックは変に傾けたりせず、弦と水平に当てるといい。手首のスナップを使えるとなおいいぞ!

ジャラーンと鳴らすには

ストロークの基本動作

次は複数の弦をジャラ~ンと鳴らすストロークをしてみよう! コツはヒジを軸として、腕を大きく上下に振ること。慣れるまではウマく弦に当てられないが、弦とピックの距離感を掴むまでやってみよう。ダウンから始めて、アップもしてみるといい。

ちなみに、ピックを当てる位置によって、音の感じが変わるぞ。やわらかい音になったり、硬く明るい音になったりするので、好きな音の位置を探してみること。

左手の押さえ方

弦を押さえる時のポイント
POINT:フレットの少し左を押さえる/力を入れず、指を置く感覚で!

弦と縦に交わる金属部分をフレットと呼ぶ。左から順に1フレット、2フレットと言い、どこを押さえるかで鳴る音程が変わってくる。

押さえると言っても、フレットの真上に指を乗せるわけじゃない。ギリギリ左側を押さえよう。そうすると弦が沈んでフレットに当たり、音さえよう。そうすると弦が沈んでフレットに当たり、音が出る状態になる。

ただ指先に力が入りすぎると、疲れたり、次に押さえる場所への移動が遅くなる。弦に指を置く感覚で、きれいな音が出るように!

はじめましての弾き語りブック

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イラスト:八重樫チヒロ

西山隆行

1981年生まれ 和歌山県 紀美野町出身

07&09年 Tommy Emmanuel Japan Tourでオープニング アクトを務める。Tommyよりアメリカ ナッシュビルで開催されるChet Atkins Appreciate Society(通称:CAAS)のオファーを受けて出演。開催26年目にして日本人初参加を果たす。オーディエンスからも高い評価を受け10年連続出場。ニューヨーク マンハッタンの老舗ライブハウスThe Bitter End等での演奏、台湾(台北、高雄)でソロライブも開催。オーストラリアのNo.1ギターメーカーMaton Guitarsに認められエンドースメントを結ぶ。
“ゆず” の楽曲でアコースティック ギターのアレンジやアコースティック ギター レコーディングを担当。北川悠仁(ゆず)さんのソロ ライブ「DRESS CODE」にサポート ギターとして出演。

24才からギター(アコギ&エレキ)&ウクレレ講師のキャリアをスタートし、ハイブリッド ピッキング&フラット ピックでのギャロッピング奏法を得意としたアコギ インストのコンサート、Maton Guitarsのデモンストレーター、島村楽器主催のアコースティックギター セミナー、アーティストのサポート&レコーディング等で活躍中。

アコースティックギターマガジン