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“これさえ知っていればアコースティック・ギターがプレイできる”というノウハウを、取り組みやすい順に紹介する『ゼロからチャレンジ! アコギ』を項目ごとにお届け。今日は、弦交換の手順をマスターしましょう!
※本記事は『ゼロからチャレンジ! アコギ』(小社刊)より一部抜粋/再編集したものです。
ギターに張られている弦は消耗品です。錆びてきたり切れてしまったら、新しい弦に交換しましょう。手順を覚えてしまえば、自分でも簡単にできるようになりますよ!
準備するもの
ニッパー
交換用の弦
ピン抜き(ワインダー一体型)
弦の太さ(ゲージ)とは?
太さ(ゲージ)にも種類がありますが、はじめは<012〜054>程度のセットが扱いやすいのでお薦めです。
1弦 | 2弦 | 3弦 | 4弦 | 5弦 | 6弦 | |
---|---|---|---|---|---|---|
エクストラ・ライト・ゲージ | 010 | 014 | 023 | 030 | 039 | 047 |
ライト・ゲージ | 012 | 016 | 025 | 032 | 042 | 054 |
ミディアム・ゲージ | 013 | 017 | 026 | 035 | 045 | 056 |
ヘヴィ・ゲージ | 014 | 018 | 027 | 039 | 049 | 059 |
細 | 太 |
弦交換の手順
ペグから弦をはずす
ペグをゆるめて、弦を軸からはずします。弦の先は尖っているので、目や指を傷つけないように気をつけましょう。
ブリッジから弦をはずす
ブリッジで弦を固定しているブリッジ・ピンを、専用のピン抜きを使って、テコの原理で抜きます。弦をはずしたら、このタイミングでブリッジ周りや指板をクリーニングしておきましょう。
新しい弦をセットする
新しい弦のボールエンド側をブリッジに入れ、図のようにブリッジ・ピンで固定します。しっかり入っているか、弦を引っぱるなどして確認しておきましょう。
ペグに巻きつける
弦の先をペグの穴に通します。続いて12f上で5〜8cm程度の遊びを持たせてから、弦を軸に巻いていきます。まずは6弦から1弦の順で作業をしていきましょう。
1周目は、弦の先が下にくるように巻きます。
2周目は、弦の先が上にくるように巻きます。
3周程度巻いて、弦がピンと張れていればOK!
チューニングをして、余った弦を切る
6本すべての弦をペグに巻きつけたら、チューニングをしましょう。新品の弦は不安定なので、弦をひっぱったり鳴らしたりして馴染ませるのもポイントです。全弦チューニングができたら、ペグの先の余っている弦を、ペグの穴から5mmくらいの部分で切ります。