“これさえ知っていればアコースティック・ギターがプレイできる”というノウハウを、取り組みやすい順に紹介する『ゼロからチャレンジ! アコギ』を項目ごとにお届け。今回は、さまざまなフィンガーピッキングのバリエーションで、結婚式の定番曲「乾杯」を弾いてみましょう。
※本記事は『ゼロからチャレンジ! アコギ』(小社刊)より一部抜粋/再編集したものです。
フィンガーピッキングでストローク
結婚式の定番曲「乾杯」のAメロを、ストロークを基調にしたパターンで演奏してみましょう。1〜2小節目は親指&人差指の基本ストローク、3〜4小節目ではバリエーションをつけたストロークになっています。
- 親指でダウン・ストローク
1小節目は、すべて親指のダウン・ストロークです。指先で、一気にストロークして下さい。 - 人差指でアップ・ストローク
2小節目の4音目は、人差指でアップ・ストロークをします。指先で弦をハジきますが、ツメが引っかからないように気をつけて下さい。 - 単音とストローク
はじめの2音を単音で弾き、3音目をストロークします。“タ・タ・チャーン”と鳴るように、親指のストロークをコントロールしてみましょう。 - 親指 or 4本指
譜面では、単音、コードともに親指になっています。この動きに慣れてきたら、上の指使いのように、親指+人差指・中指・薬指を使って鳴らす練習もしてみましょう。
フィンガーピッキングのバリエーション
「乾杯」の続きのコード進行を、さまざまなフィンガーピッキング・パターンで弾いてみましょう。右手の動かし方がわかったら、別のコードでもフィンガーピッキングを試してみて下さい!
- アルペジオ・パターン
コード・フォームのまま、アルペジオで弾いてみましょう。各音が途中で途切れないように、右手が弦に触れないように気をつけて下さい。 - バラバラに動くアルペジオ
Bmコードでは、“5弦〜3弦が親指、2弦が人差指、1弦が中指”です。それぞれの指が担当の弦をしっかりハジけているか、丁寧に確認しながら演奏しましょう。 - 複数の指でストローク
ここでは、人差指+中指+薬指を使ってストロークしてみましょう。手首を回転させながら指を少し開くようなイメージで、“ジャララン”と鳴らしてみて下さい。 - 1本1指でピッキング
最後のDコードは、各指で各弦を同時にハジいて“ジャン!”と鳴らしてみましょう。すべての音が同時に鳴るので、ストロークとは違ったニュアンスが得られます。