“これさえ知っていればアコースティック・ギターがプレイできる”というノウハウを、取り組みやすい順に紹介する『ゼロからチャレンジ! アコギ』を項目ごとにお届け。今回は覚えておきたい四和音のコードのひとつ、セブンス・コードを紹介します。
※本記事は『ゼロからチャレンジ! アコギ』(小社刊)より一部抜粋/再編集したものです。
四和音のコード
第12回で登場したコードは、どれも3種類の音を同時に鳴らす“三和音”のコードでした。その3種類の音にもう1音足して、より複雑な響きになったのが“四和音”のコードです。
四和音のコードにもいくつか種類がありますが、その中でも覚えておきたいのが、ここで練習する“セブンス・コード”です。
セブンス・コードの種類
セブンス・コードは、大きく2種類に分けることができます。ひとつ目は、“メジャー・セブンス”です。コード・ネームでは、コード名の右に△7と書きます。ふたつ目は“マイナー・セブンス”です。コード名の右に7と数字のみ書かれ、通称としてマイナーを省いて“セブンス”と呼ばれます。
Cコードの場合、C△7は“ド、ミ、ソ”に“シ”を加えたもの、C7は“ド、ミ、ソ”に“シ♭”を加えたものです。C(ド)を基準にするとB(シ)はCメジャー・スケールの7番目、B♭(シ♭)はCマイナー・スケールの7番目にあたります。このあたりの理論については、おいおい身につけていきましょう。