コードの基礎知識とダイアグラムの見方|アコギ初心者のためのゼロチャレ!:第12回

“これさえ知っていればアコースティック・ギターがプレイできる”というノウハウを、取り組みやすい順に紹介する『ゼロからチャレンジ! アコギ』。複数の弦を同時に鳴らす“コードの基礎知識とダイアグラムの見方を紹介します!


6本〜4本の弦を同時に鳴らすコード

最もアコースティック・ギターらしい演奏と言えば、複数の弦を同時に鳴らす“コード”でのプレイでしょう。まずは下の図でダイアグラム(コード用の譜面)の見方と、コードの簡単な仕組みをチェックしておきましょう。

コードの仕組み

Hint! 3和音のコード

6本〜4本の弦を弾いても、鳴っている音は3種類です。高さの違う音が同時に鳴るので、パワー・コードよりも深みのある和音が鳴らせます。

Hint! ルート(Root)って何?

“ルート”とは、コードの名前にもなっている、土台となる音のことです。ほとんどの場合、一緒に鳴らす音の中で、一番低い音がルートになります。

メジャー・コードとマイナー・コードの違い

メジャー・コードとマイナー・コード

基本となるコードは、“メジャー・コード”と“マイナー・コード”の2種類です。

ジャラーンと弾くと、明るい印象に聴こえるのが“メジャー・コード”です。コード譜では、ルートとなる音だけが大文字で書かれます。

ジャラーンと弾くと、暗い印象に聴こえるのが“マイナー・コード”です。コード譜では、ルート音の横に、小文字でmと書かれます。

Hint! 違うフォームでも同じコードがある?

次回で紹介する各コードですが、実は別のポジションにも同じ名前のコードがあります。同じコードですが、使う弦や音の数が異なるので、響きのニュアンスが変わってくるのもポイントです。

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アコースティックギターマガジン