2冊の教則本を同時に使う|アコギ上達100の裏ワザ:第91回

アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!


教則本での練習を飽きないようにするには
➡2冊の教則本を同時に進める

教則本は音楽の先生であり、上達のためのヒントです。でも、教則本を入手したことに満足してしまってはいけません。

買ったはいいけれど、家でパラパラとめくり、内容を流し読みして、本棚にしまったままということはありませんか? 気になることがあって何冊かを同時に買ったものの、たくさん買ったことに満足し、どれも有効活用することなく、ほったらかしてしてはいませんか?

僕のお勧めは、2冊の教則本を同時に進めることです。1冊の本で学んでいこうとすると、少なからず飽きてしまうものです。要するに、2冊それぞれから順序良く1個ずつの譜例を習得していくのです。

つまり、“A本”のEx-1と“B本”のEx-1を覚え、その2個を繰り返し練習し、それがマスターできつつあるころに、“A本”のEx-2と“B本”のEx-2を覚える……という順番にするわけです。

これ、飽きません。しかも、何となく他人よりも2倍のスピードでフレーズを習得していけるような気がします。

さらにお得なことに、別々の教則本を同時に進めていくと、片方で疑問に思ったことが、もう一方で解決されたりもするのです。

イラスト
アコギ上達100の裏ワザ

著者プロフィール

いちむらまさき

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

著作に『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)など。

◎公式サイト:https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki

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