アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
教則本での練習を飽きないようにするには
➡2冊の教則本を同時に進める
教則本は音楽の先生であり、上達のためのヒントです。でも、教則本を入手したことに満足してしまってはいけません。
買ったはいいけれど、家でパラパラとめくり、内容を流し読みして、本棚にしまったままということはありませんか? 気になることがあって何冊かを同時に買ったものの、たくさん買ったことに満足し、どれも有効活用することなく、ほったらかしてしてはいませんか?
僕のお勧めは、2冊の教則本を同時に進めることです。1冊の本で学んでいこうとすると、少なからず飽きてしまうものです。要するに、2冊それぞれから順序良く1個ずつの譜例を習得していくのです。
つまり、“A本”のEx-1と“B本”のEx-1を覚え、その2個を繰り返し練習し、それがマスターできつつあるころに、“A本”のEx-2と“B本”のEx-2を覚える……という順番にするわけです。
これ、飽きません。しかも、何となく他人よりも2倍のスピードでフレーズを習得していけるような気がします。
さらにお得なことに、別々の教則本を同時に進めていくと、片方で疑問に思ったことが、もう一方で解決されたりもするのです。
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