アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
味の使う右手指の本数に迷ったら
➡自分の弾きやすさを優先して決めよ
裏ワザ061の発展型として、親指の裏拍を2本の弦で鳴らす方法を紹介しましょう。これが“トラヴィス・ピッキング”です。メロディとして使うフレットは、裏ワザ051〜054(コードにメロディを足す方法)で述べた通りです。
では譜例を弾いてください。下向きのフビ(旗)は親指で、1音→2音のくり返しです。上向きのフビ(単音)は他指でピッキングします。
さて、このギャロッピング奏法、メイベル・カーターとマール・トラヴィスは、親指&人差指の2本で弾いています。また、チェット・アトキンスは、親指&人差指&中指の3本で弾きます。ちなみに僕は、薬指も加えて4本で弾きます。
使用する指が少ないと、出したい音を厳選でき、的確にプレイしやすいのですが、指の弦移動は頻繁に行なうことになります。使用する指が多ければ、その逆です。こうした右指の本数は、自分のやりやすさを優先して決めるといいでしょう。

アコギ上達100の裏ワザ
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