フィンガーピッキングは“皮膚”と“爪”を使い分ける|アコギ上達100の裏ワザ:第31回

アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!


リード・ギターを弾くなら
➡ダウンとアップ両方のピッキングを攻略

譜例
“マイルド”ならば皮膚、“明るく”ならば爪

リード・ギターの単音や複音を鳴らす場合、どの指でもピッキングできますね。爪を普通に切っている場合、他指(親指以外)の皮膚で弾くのがアップ・ピッキングで、爪で弾くのがダウン・ピッキングということになります。

前者は温かいサウンドになり、後者は明るいサウンドになります。上手いプレイというのは、この両方を攻略しておいて、使い分けられるということ。要するに、“このフレーズは優しいマイルドなサウンドにしたい”というときは他指のアップで弾き、“明るく or ワイルドに鳴らしたい”というときはダウンで弾くようにすればいいのです。

主観ですが、親指の皮膚でのリード弾きは他指以上にマイルドなサウンドを出すことができますので、ぜひ攻略しておきたいものです。なお、ピック使用の場合でも、ピック以外の指では同じことが言えます。中には、親指プレイをしたいときだけ、ピックを口にくわえる人もいるぐらいです。

アコギ上達100の裏ワザ

著者プロフィール

いちむらまさき

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

著作に『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)など。

◎公式サイト:https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki

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